オンライン家庭教師マナリンク
算数

算数が好きになる秘密は、毎日の“一緒に”にありました

2025/9/22

✏️ はじめまして!一緒に考える算数のお話

こんにちは。このたびマナリンクの講師として登録させていただきました、家庭教師の横山です。

このブログでは、日々の授業や子どもたちとの関わりを通じて感じたことを、皆さんと分かち合っていきたいと思います。

小学生から中学生まで、それぞれの成長に合わせて、算数や数学とどう向き合えばいいのか。家庭での声かけやちょっとした工夫なども、少しずつお伝えしていけたらと思っています。

勉強のやり方はもちろん、何より大切にしたいのはお子さんの気持ちに 寄り添う姿勢。一緒に悩んだり、発見したりしながら進んでいけたらいいですね。


🌱 算数の土台は、毎日の生活にあります

「うちの子、算数が苦手で…」というお話をよく聞きます。でも実際に見てみると、計算の仕方が分からないというより、「数の大きさってどのくらい?」「長さや重さの感覚」がまだ育っていないことが多いんです。

小学校低学年のうちに、お買い物や料理、遊びの中でこうした感覚を少しずつ育てておくと、高学年になってからがぐっと楽になりますよ。


🛒🍳⏰ 生活の中で自然にできること

特別なことは何もいりません。日常のちょっとした場面で、こんな風に声をかけてみてください。

  • 数の大小を感じる:「100円と300円、どっちが大きい?」
  • 長さを比べる:「鉛筆とリモコン、どっちが長いかな?」
  • 重さを体感する:買い物袋を持って「こっちとあっち、どちらが重い?」
  • かさ(量)を知る:コップの水で「半分」「いっぱい」を比べる


こんな体験が積み重なると、教科書の単位や図形の学習につながるだけでなく、「数って身近にあるんだ」と実感できるようになります。


📏 高学年になると出てくる“つまずき”

低学年のころに数や量の実感が少ないままだと、高学年の応用問題で困ることがあります。

たとえば小4〜5でよく出てくる「線分図」を使う問題。A君はB君の2倍のお金を持っています。2人合わせて1500円です。A君はいくら持っていますか?

本来なら、A君の線はB君の2倍の長さで描けるはずです。でも感覚が育っていない子は、2本の線をほとんど同じ長さで描いてしまいます。

「2倍」が“ちょっと多い”程度にしか感じられていないのです。これは才能の差ではなく、小さいころに「長さを比べる」「量を測る」といった経験が少なかったために、頭の中のイメージがまだ育っていないことが原因です。


💎 私の体験から:子どもとの“共有体験”が一番の宝物

私自身も、小さいころに数や量を感じる遊びをしていました。母がアートフラワーの先生をしていて、色とりどりの紙の切れ端をもらっては、ベランダで水に溶かして「色水遊び」をするのが大好きでした。

赤と青を混ぜると紫になり、水の量で色の濃さが変わる。遊びながら自然に“比べる感覚”を身につけていたんだと思います。

また、息子が小さいころに一緒に国立博物館へ行ったときに買った本を、今でも手元に置いています。内容を「教えた」ことよりも、一緒に展示を見て驚いたり、会話を交わしたりした時間の方が、彼にとって楽しい記憶として残っているのだと思います。

子どもにとって大切なのは、知識を教え込まれることよりも、大人と一緒に体験を共有すること。その中で自然に「学ぶって楽しい」と感じる瞬間が芽生えるんですね。

こうした小さな体験の積み重ねが、後の学習につながっていくのだと実感しています。


🤝 親も一緒に迷っていいんです

お子さんがつまずいているとき、実は親御さんも「どうやるんだっけ?」と迷うことってありますよね。

そんなときに大事なのは、完璧に説明することではなく、寄り添う姿勢で一緒に考えること。

「お母さんも忘れちゃった」「一緒に調べてみようか」

そんな何気ないやりとりが、お子さんに安心感を与えます。さらに、一緒に学んだり調べたりする姿を見せることで、「学ぶことって大切なんだな」と自然に伝えられます。

子どもは、大人の言葉よりも行動や姿勢をよく見ています。親が「分からないけど一緒に挑戦してみよう」と動くことが、子どもにとって何よりの教材になるのです。


🌟 最後に

算数の土台は、机の上のドリルだけでは育ちません。生活の中のちょっとした体験や、親子で一緒に「あれ?」「なるほど!」と感じる時間が、お子さんの学びを大きく支えます。

親が全部分かっていなくても大丈夫。寄り添う姿勢を大切にしながら、「数って面白いね」と一緒に感じられる時間こそが、算数への一番の入り口になるのだと思います。

これからも、そんなお話を皆さんと分かち合っていけたらうれしいです。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

算数対策におすすめの指導コース

45,000/月
1回90(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 学習習慣がついていなくても大丈夫。集中力が続かなくても大丈夫。
  • 小学算数のマスターから、中学受験を目指したい方も対応できます。
  • 集中の持続を強要しません。短い集中で学習課題をクリアする指導をいたします。
コースの詳細を見る
算数月額コース
【帰国生入試】算数専門|渋渋・広尾・SFC・洗足対策
タイプ別
無料体験あり
【帰国生入試】算数専門|渋渋・広尾・SFC・洗足対策
20,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
小学3〜6年生
  • 帰国生入試の国語・算数で伸び悩み、難関校を諦めかけている方
  • 海外経験をどうアピールすれば良いか分からず、面接対策に不安な方
  • 一般的な塾の対策では物足りず、志望校に特化した指導を求める方
コースの詳細を見る
算数月額コース
【塾併用・先取り】中学受験新演習シリーズで徹底サポート
タイプ別
無料体験あり
【塾併用・先取り】中学受験新演習シリーズで徹底サポート
20,000/月
1回60(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 塾の進度が速く、授業が「わからない」まま進んでしまう子
  • 新学年(特に新4年・新5年)で良いスタートを切りたい子
  • 塾の授業を「わかる!」に変え、自信を持ってほしいご家庭
コースの詳細を見る
算数月額コース
小学生のための数検で進める先取り算数講座
三者面談あり
無料体験あり
小学生のための数検で進める先取り算数講座
50,000/月
1回60(月8回(週2回目安))
小学1〜6年生
  • 中学受験を検討中、または 受験の有無に関係なく学力の土台を作りたいご家庭
  • 先取り学習をしているが、 理解できているかどうか不安を感じているご家庭
  • 将来の 高校受験・大学受験を見据えて、算数(数学)を強みにしたいご家庭
コースの詳細を見る
算数月額コース
【不登校】元学校の先生が教える〈マイペース小学算数〉
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
【不登校】元学校の先生が教える〈マイペース小学算数〉
20,000/月
1回45(月4回(週1回目安))
小学1〜6年生
  • 算数に苦手意識がある
  • 学校に通えていない期間があり、学習の遅れが心配
  • 人と話すことに少し不安がある
コースの詳細を見る

算数のブログ

小4小5で算数についていけない本当の原因

小5になったとたん、うちの子は算数についていけなくなった。そう相談を受けることが、この時期は特に増えます。ただ僕の見立てでは、これは「急に」起きた問題ではありません。小4のうちに、すでに種は蒔かれています。小5の算数がついていけなくなるのは、多くの場合、能力が落ちたからではなく、小4で身につけた解き方が小5の問題に通用しないからです。僕はこれを「断絶」と呼んでいます。断絶が起きる指導には、いくつかの共通した特徴があります。断絶を生む指導の見分け方一つ目の特徴は、単元ごとに独立した「型」だけを教えていることです。速さなら速さ、旅人算なら旅人算というように、その単元専用の公式や手順を覚えさせて終わ...続きを見る
ヒロユキの写真
ヒロユキオンライン家庭教師
2026/8/26

「計算はできるのに文章題ができない」は、本当に算数が苦手だから?」

「計算はできるのに文章題ができない」は、本当に算数が苦手だから?「計算問題ならできるんです。でも、文章題になると急にできなくなります」保護者の方から、よく聞く言葉です。実際、足し算や引き算はできるかけ算やわり算もできる計算ドリルなら進められるそれなのに、文章題になると手が止まる。すると、「読解力がないのでしょうか」「算数が苦手なんでしょうか」「もっと問題をたくさん解かせた方がいいですか」と心配になります。でも、35年以上算数・数学を教えてきて思うのは、文章題ができない原因は、必ずしも計算力不足ではないということです。文章題では、実はいくつものことを同時にしています例えば、「りんごが3個ずつ入っ...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/8/19

2学期が始まり、「算数が遅れている」と焦る前に。35年以上子どもを見てきて思うこと

2学期が始まり、「算数が遅れている」と焦る前に。35年以上子どもを見てきて思うこと2学期が始まりました。学校の授業が再び進み始めるこの時期、「1学期の算数がまだよく分かっていないようです」「夏休みに復習できないまま2学期になってしまいました」「このまま授業についていけるでしょうか」と、不安になる保護者の方もいるのではないでしょうか。特に、不登校や学校に行きづらさのあるお子さん、HSP・発達特性のあるお子さんの場合、「学校に行っていない分、勉強が遅れてしまったのでは」「今からでも追いつかせないと」と心配になることもあると思います。私は算数・数学を中心に、35年以上子どもたちの学びに関わってきまし...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/8/19

過去問は「解く」な、「翻訳」せよ。秋以降の算数で圧倒的な差をつける志望校の解体新書

秋風が吹き始めると、いよいよ受験生にとっての総決算、「過去問演習」が本格化します。「第一志望の過去問を解いてみたら、合格点に全然届かなかった…」 「あと◯点足りない!もっとたくさんの年数をこなして慣れさせなきゃ!」このように、過去問の点数に一喜一憂し、パニックに陥ってしまうご家庭が秋以降急増します。しかし、算数の指導のプロとして断言します。秋の時点で過去問の点数を気にする必要は一切ありません。 それどころか、過去問を単なる「実力テスト」として漫然と“解く”だけの勉強をしていると、第一志望合格は遠のきます。秋以降の算数において圧倒的な差をつけるのは、過去問を「解く」ことではなく、志望校からのメッ...続きを見る
木村の写真
木村オンライン家庭教師
2026/8/16

「割り算が苦手」は2種類ある?

「割り算が苦手」は2種類ある? 同じ「12÷3」でも意味が違います「計算問題ならできるのに、文章題になると急にわからなくなる」算数を教えていると、こうしたお子さんによく出会います。実は、割り算には大きく分けて2つの考え方があります。たとえば、次の2つの問題を比べてみましょう。① 12個のクッキーを3人で同じ数ずつ分けます。1人分は何個ですか?式は、12÷3=4答えは4個です。では、こちらはどうでしょう。② 12個のクッキーを、1人に3個ずつ分けます。何人に分けられますか?こちらも、12÷3=4答えは4人です。同じ「12÷3=4」なのですが、実はこの2つ、子どもの頭の中で行っていることは違います...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/8/9

世界一の算数教育「シンガポール式算数」とは?日本との違いを元教員が解説

世界一の算数教育「シンガポール式算数」とは?日本との違いを元教員が解説「世界一の算数教育」と聞くと、どこの国を思い浮かべますか?実は、シンガポールです。国際学力調査(TIMSS)では、シンガポールは長年にわたり世界トップレベルの数学力を維持しています。私は約25年前、シンガポールとマレーシアの学校を訪問し、現地の授業を見学する機会がありました。そこで驚いたのは、子どもたちが答えを急ぐのではなく、「なぜそう考えたのか」を大切にしていたことです。日本との違い日本の算数は、とても丁寧に基礎を積み重ねる優れた教育です。一方、シンガポールでは、・図を使って考える・考え方を説明する・一つの問題を深く考える...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/8/2

この先生の他のブログ

横山の写真

子どもは本当に勉強が嫌いなのか

2026/8/10
夏休みの、あの光景夏休みも半分を過ぎました。朝から動画を見ている。宿題は手つかず。何度言っても机に向かわない。「うちの子は勉強が嫌いだから」そう口にしたくなる時期かもしれません。私も保護者の方から、この言葉を何度もうかがってきました。ただ、長く子どもたちを見てきて、ひとつ思うことがあります。「勉強が...
続きを読む
横山の写真

英単語は「書く」前に「言える」ようにする

2026/7/25
「書いて覚える」がうまくいかない子、実はとても多いです英単語テストの前、ノートいっぱいに単語を書き続けているお子さんを見たことはありませんか。「ちゃんと書いて練習しているのに、テストになると書けない」「昨日はできたはずなのに、今日はもう忘れている」保護者の方からも、こうしたご相談をよくいただきます。...
続きを読む
横山の写真

計算ミスと骨折の共通点

2026/6/24
先日、階段で足を踏み外して骨折しました。診断は、中足骨骨折と足関節の剥離骨折。今は松葉杖の生活です。今日は、計算ミスと骨折の意外な共通点について、書いてみようと思います。実は私は普段、塾で生徒たちにこんなことを言っています。「確認しよう」「手順を飛ばさないようにしよう」「計算ミスは能力の問題ではなく...
続きを読む
横山の写真

中学受験で『減らす』判断をした話

2026/6/12
座席と耳栓個別指導塾で、2年半ほど担当していた男の子がいました。授業前、その子はまず座席を確認していました。席は決まっているのですが、その日の状態が気に入らないと、少し時間をかけてから座ります。私には何が違うのかわかりませんでしたが、本人には何らかの基準があったのだと思います。今振り返ると、周囲には...
続きを読む