【古文の勉強法】共通テストの過去問「得点UPの方法」
2024/6/17
共通テストは「情報処理能力」が問われます。すなわち、選択肢の消し方がわかっていれば得点できます。
が、しかし、それ以前に、問題文が「何を言ってるのか」が理解できないと得点できません。当たり前のことです。
問題文はほとんど全員、虫食い状態で読みます。なぜなら高校生が一人で解釈を取れない文が問題文に含まれているからです。つまり、共通テストは問題文全てを隅々まで逐語訳&解釈できなくても点が取れるように設計されているのです。
しかし、ポイントとなる箇所は「絶対に」読み落とさない&誤訳しないことが重要です。
ポイントというのは、「だれが何をなぜやったのか?」を読む解くのに絶対に必要な箇所です。
それ以外の箇所は、高校で習わない古語が出ていたりして、言ってることが判然としませんが、解釈が取れているところから「推論する」ことによって、だいたいの意味が取れます(たいてい、解答にまったく必要のない文章だったりします)。
さて、ポイントとなる箇所の解釈を正確に取ろうと思えば、
(1)順接の接続詞、逆接の接続詞に着目する
(2)重要古語を覚える
この2点が重要です。
そこを読み落とさないように演習していけば、共通テストで得点できます。
古典常識、古典読解常識を知らないと解読できない古文の問題もありますが、最近はそういう「国語らしい」問題が減りましたね。
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