【総合型選抜】小論文対策はいつから始めればいいの?
2024/6/18
高2の夏休み明けから始めましょう。
総合型選抜における小論文の中でも、現代文の問題のように、ある程度の分量の文章を読ませて解答させる「課題文型」は限りなく国公立大学の二次試験に近いものですから、高2の夏休み明けから1年ほどかけてみっちりとやる必要があるでしょう。
他方、「〇〇について論ぜよ」というテーマ型の問題だけしか出題されないのであれば、勘のいい人であれば、3か月もあれば書けるようになります。
が、遅くても高3になってすぐ対策を始めて、半年弱でどうにか完成させるというのがベターでしょう。
というのが私のおすすめですが、「絶対に」総合型選抜で合格したいのであれば、また、テーマ型の過去問の難易度が高いのであれば、高2なったらすぐ始めてください。
高2から何を勉強するのかといえば、小論文の書き方はもちろんですが、「視点の取り方」です。
ほかの受験生と同じような視点をとるから、似たり寄ったりの小論文になって、不合格になるのです。
他の先生はあまり言いませんが、小論文はじつは、「視点のとり方」によって出来不出来が決まります。
他の受験生が取らない視点をとれば勝ったも同然なのです。
どうしても合格したければ、高2の4月から勉強してください。
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