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総合型・学校推薦型対策

志望理由書が書けない本当の理由|“問い”がない人は何を書いても浅くなる

2026/4/6

志望理由書が書けないのは「書き方」の問題ではない

志望理由書が書けない。

何を書けばいいのかわからない。

考えているつもりなのに、文章にすると浅くなる。

多くの受験生がここで止まります。

しかし、結論から言えば

これは「文章力」の問題ではありません。

また、「経験が足りない」わけでもありません。

本当の原因はもっと手前にあります。

👉 “問いがない”ことです。

「経験→興味→志望」では浅くなる理由

多くの人はこう書きます。

・部活動で〇〇を経験した

・そこで〇〇に興味を持った

・だからこの学部を志望した

一見、正しく見えます。

しかし、これだけでは評価されません。

なぜか。

👉 そこに「問い」がないからです。

大学が見ているのは、「何をしたか」ではなく

「その経験から何を問題として捉えたか」です。

つまり、

・なぜそれが気になったのか

・何が引っかかったのか

・どこに違和感を持ったのか

ここが書かれていないと、

どんなに綺麗な文章でも浅くなります。

「問い」とは何か

では「問い」とは何でしょうか。

それは簡単に言えば、

👉 まだ自分の中で答えが出ていない違和感や関心です。

たとえば、

・なぜ高齢者医療では生活の質が軽視されがちなのか

・なぜ教育は「正解」を覚えることに偏るのか

・なぜ人は同じ失敗を繰り返すのか

こうしたものは、すぐに答えが出ません。

だからこそ、大学で学ぶ意味が生まれます。

逆に言えば、

👉 問いがない志望理由書は、学ぶ必要がない文章に見えてしまうのです。

書けない人の共通点

志望理由書が書けない人には共通点があります。

それは、

👉 「きれいにまとめよう」としていることです。

・正しいことを書こう

・評価されることを書こう

・立派に見せよう

こう考えた瞬間に、

自分の中の“引っかかり”が消えてしまいます。

結果として、

👉 どこかで見たことのある文章になる

これが「浅さ」の正体です。

「なんか気になる」を大切にする

ここで大事なのは、

うまく言えない感覚です。

・なんか気になる

・なんか納得できない

・なんか引っかかる

この「なんか」を無視してはいけません。

むしろ、

👉 ここにこそ、その人だけの問いがあります。

最初は言語化できなくて大丈夫です。

大切なのは、

・なぜ気になったのか

・どの部分が引っかかるのか

・それはいつからなのか

これを少しずつ言葉にしていくことです。

志望理由書は「答えを書くもの」ではない

多くの人が勘違いしていますが、

志望理由書は

👉 答えを書くものではありません。

むしろ逆です。

👉 「どんな問いを持っているか」を示すものです。

大学は、完成された人を求めているわけではありません。

これから学び、考え、深めていく人を求めています。

だからこそ、

・問いがある

・まだ未完成である

・しかしそれを考え続けている

👉つまり問いを再帰的に問える生徒を求めています。

この状態が最も評価されます。

まとめ

志望理由書が書けない理由は、

・文章力がないからではない

・経験が足りないからでもない

👉 問いがないからです。

そしてその問いは、

👉 「なんか気になる」という感覚の中にあります。

それを丁寧に言葉にしていくこと。

それが、志望理由書を書くということの本質です。

最後に

もし、

・何を書けばいいかわからない

・考えているのにまとまらない

・書いても浅く感じる

そう感じているなら、

それは能力の問題ではありません。

👉 問いの見つけ方を知らないだけです。

わたしの講座では、この「問い」を見つけるところから一緒に進めていきます。

名の通った予備校や総合型選抜対策をパッケージ売りしている業者にそのような授業を求めても無理です。

書き方の前に、考え方を整える。

そこから志望理由書は一気に変わります。

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