仮定法って何? 仮定法入門編
英文法のなかで、一番難しいイメージがあるのって、仮定法と関係代名詞じゃないかと思うんです。
そこで、今回のブログでは、仮定法から取り上げてみることにしました。
まずは、仮定法とは何なのか?
仮定法とは、現実には起こっていない、あくまで仮の話をしたい時に使う文法です。
ですので、現実がこんな風に変われば良いのにな、という強い思いが反映されます。
例えば、自分の子供にもっと勉強してほしいと言うときは、
I suggested that he study English harder.
もっと勉強してほしい=もっと勉強する子になれば良いな
なので、現実が変わることへの強い思いが反映されて、仮定法になります。
ちなみに、仮定法のthat節の中は、上の例のように基本的に原形になります。
注:三人称単数の場合のみ、イギリス英語ではshould+原形
以下の動詞を使ったときも、仮定法になります。
すべて、現実にはないことに対するイメージを表現しているからです。
advise(助言する)
ask(お願いする)
demand(要求する)
insist(主張する)
order(命令する)
propose(提案する)
recommend(勧める)
request(リクエストする)
require(要求する)
英文法のなかで、仮定法が占める範囲は幅広いです。
なぜなら、it is important that とか、it is necessary thatなどの表現も、仮定法になりますから。
要は、今現実を変える必要があると思った時点で、全て仮定法になるのです。
注:もちろん、すでに事実として起こっている場合は、仮定法になりません。
例) It was important to him that he had passed the exam.
仮定法を掘り下げていくと、英文法の理解が一気に進みます。
今後のブログにて、仮定法過去、仮定法過去完了についても、お話ししますね!