【高校受験 数学】時間の長さではない。思考の量だ!
「何時間勉強したらいいですか?」と聞かれることがあります。「○時間です!」と答えることはできません。なぜなら「質」によるからです。
「質の高い学習」とは何でしょうか?難しい問題を解けば良いということではありません。私は「学びを得られること」だと思っています。
基本の最初の問題は簡単に感じると思います。それは公式を使って当てはめれば答えが出るようなものが多く「こうしたらこうなる」という見通しが立ちやすいからです。同じように考えると、「難しい問題も見通しが立てば解ける」のです。そのためには「こうしたらこうなる」という先読みができるまで手順を習熟し、複数の解法から最適なものを上手く選択できるようになれば良いです。
自分にとって「少し難しい」問題に挑戦するのが良いでしょう。「そう考えればよいのか」「こういうときはこういうアプローチか」「なるほど!」と学習が進み、「一種の法則」のようなもの(感覚といってもよい)を見つけることが「学ぶ」ということです。
単純な計算間違いを防止する対策を自分で考えて実行することもそのうちの一つです。私も中学生のとき、三角形の面積で÷2、錐体の体積の計算で÷3をときどき忘れる少年でした。あるとき「もう二度とこのような間違いをしたくない!」と思った私は「最後に割り算をするから間違うのであれば、最初に書けば良いのでは?」と考え、「三角形面積の計算は1/2 ×で書き始める!」「錐体の体積は1/3 ×で書き始める!」と心に決めて即実行に移したのでした。「その瞬間以来」、同じ間違いは一度もしておりません。「学びの効果」です。
「どうやったら気付けるようになるんだろう」「なんでこうなるんだろう」「どうやったら間違いを防げるんだろう」など前向きな気持ちで学習に取り組めば「気付き」があります。どうしても良い方法を見つけられなければアドバイスをもらってもよいでしょう。まず自分で考えてみることが思考力を上げる最も効果的な学習方法です。
自分の実力とのギャップが大きい、難しすぎる問題を解いても学びの効果は薄いです。学びの項目が多すぎても一度に吸収することができません。なので問題演習は段階を踏みながらステップアップしていくことをお勧めしています。最終段階では入試問題にチャレンジすることが理想です。
いろいろ考えを巡らしているとあっという間に時間が経っているものです。時間は有限ですので最大の時間を決めておかねばなりませんが、「もっとやりたいけどここまでにしておく」という「制限時間」にしておきたいものです。