古文の助動詞を勉強する順番について②意味の識別を理解する
前回は古文の助動詞の基本的な初歩段階について理解しました。
基本ステップ1
①助動詞の意味を覚える
②助動詞の活用形を覚える
③助動詞の接続を覚える
これらを学習した後、次に皆さんが進むべきことは、「意味の識別」です。
ここでいう意味の識別は、複数の意味を持つ助動詞の「どの意味なのか」を判別する方法を指します。(まだ語の識別にはいってはだめですよ!)
複数の意味を持つ助動詞にはたとえば、
(1)「る・らる」
(2)「す・さす・しむ」
(3)「む・むず」
(4)「べし」
(5)「けむ」「らむ」
(6)「つ・ぬ」
(7)「じ」
(8)「まじ」
などです。
ここでも意図的に勉強する順番に並べてありますので、よければ参考にしてみてください。
どうしてこの順番になるかは勉強していくとわかると思います。
基本ステップ2 意味の識別
たとえば、「む」「むず」は推量の助動詞ですが、意味は推量だけではありません。
「意志」、「適当・勧誘」、「推量」、「仮定・婉曲」
の四つのグループに分けて覚えましょう。
意味の識別を理解するとは、
どんな時に「意志」になりやすいか、どんな時に「婉曲」で取るかを理解するということです。
やみくもに文脈で判断するわけではありません。あくまでもその意味になりやすい状況があるわけです。
意志であれば、一人称が表れている場合だし、
適当勧誘であれば、二人称の場合で
推量であれば三人称の場合です。
仮定は、うしろに「む+体言/に/には/は」の場合で、
婉曲は、うしろに「む+体言」の場合です。
これらを理解するだけでもすっきりと意味を判断できます。
他の助動詞もどんな場合にどの意味になるかを判断する方法があるので、そこをしっかりと理解しながら学習しましょう。
そして、これらを演習でしっかりと学習します。市販の問題集を使えば、確実に積み上げていくことができます。基本的な問題集をぜひ選んでください。そのあとに実践的な問題集に行くべきです。
こうして、複数の意味を持つ助動詞の意味を識別する訓練を、丁寧に一つずつ学習してくださいね。これらを理解した後は、ステップ3接続の関係性や、ステップ4関連が深い助動詞のまとめ方を理解します。
着実に淡々と、地図を埋めるように、助動詞をつぶしていきます。
単純に覚えるのではなく、ポイントを理解して覚える。そして関連性を考えて覚える。単純ですが、大切な作業です。
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