出願が終わった今こそ、一度立ち止まってほしい理由
こんにちは!マナリンク講師の若田部です😊
出願を終えた夜、ほっとして眠れた。
でも翌朝、ふと頭をよぎった人もいるのではないでしょうか。
「あれ、次は何をすればいいんだっけ」
志望理由書を書き、必要書類をそろえ、締め切りに間に合わせる。
それだけでも、家庭にとっては大仕事です。
だからこそ出願を終えた瞬間、気力を使い切ってしまうのは当然のことです。
でも、面接や小論文は、まだこれから。
頭ではわかっていても、体がついていかない。
お子さんは「あとは面接だけだから大丈夫」と言っているかもしれません。
その言葉を信じたい気持ちと、「本当にそれで大丈夫なのか」という不安が、同時に胸の中にある。
そんな状態ではないでしょうか?
それは、決しておかしなことではありません。
出願は受験の「区切り」であって、「終わり」ではないからこそ、そこに小さな落差が生まれるのです。
🔹「出願が終わった」と「対策が終わった」は別のこと🔹
総合型選抜は、大学や学部によって本番までにやるべきことが大きく異なります。
面接だけの大学もあれば、小論文や口頭試問、プレゼンテーション、事前課題が課される大学もあります。
出願書類の完成度と、本番でのパフォーマンスは、実はまったく別の準備が必要です。
多くのご家庭は、出願準備の忙しさの中で「本番対策は出願が終わってから」と考えています。
それ自体は間違いではありません。
ただ、「出願が終わった=一区切りついた」という安心感から、次のギアに切り替えるタイミングを逃してしまうことがあります。
🔹「残り時間」と「入試内容」を先に整理する🔹
私がこの時期にまずやるのは、「本番までに残された時間」と「その大学・学部が具体的に何を課しているか」を一枚の紙に書き出すことです。
面接だけなのか。
小論文もあるのか。
口頭試問やプレゼンが含まれるのか。
それぞれ、必要な準備の質も量もまったく違います。
ここを整理せずに「とりあえず面接練習だけしておく」と進めてしまうと、本番直前になって「小論文の対策が手薄だった」と気づくことになりかねません。
そのうえで、面接対策については、私は「用意した答えを言えるかどうか」をあまり重視していません。
むしろ、その答えにもう一段階、質問を変えて聞いたときにどうなるかを見ています。
たとえば「なぜその学部を選んだのか」に対して、用意していた文章通りに答えられる子は多いです。
でも、「その中で一番心が動いたのはどこ?」と聞き方を変えた瞬間、言葉に詰まる子は少なくありません。
これは能力の問題ではなく、単に「深掘りに慣れていない」だけのことがほとんどです。
答えに詰まったとき、私はすぐに正解を教えません。
質問を少し易しくしたり、その子が話しやすい具体的な場面から聞き直したりします。
そうやって、丸暗記していた言葉の奥にある「その子自身の理由」を、一緒に掘り出していきます。
なぜこの方法にこだわるのか。
それは、本番で面接官がどんな聞き方をしてくるかは、事前にはわからないからです。
想定していた質問がそのまま出ることは、むしろ稀です。
だからこそ、「決まった答えを覚える」のではなく、「自分の考えを、聞かれ方が変わっても説明できる状態」にしておくことが、一番の備えになります。
🔹今日からご家庭でできること🔹
難しいことをする必要はありません。まずは、お子さんにこう聞いてみてください。
「志望理由、さっき言ったのと違う言い方でも説明できる?」
同じ内容を、違う言葉で説明できれば、それはすでに自分の中で消化できている証拠です。
逆に、言葉に詰まったり、同じフレーズを繰り返すだけだったりする場合は、まだ丸暗記の段階にいるのかもしれません。
それ自体は悪いことではありません。
ただ、本番までにもう一段階、深めておく余地がある、というサインです。
同時に、志望する大学・学部が本番で何を課すのか(面接のみか、小論文もあるか、口頭試問やプレゼンがあるか)を、この機会に改めて確認しておくことをおすすめします。
何を優先すべきかは、そこがはっきりして初めて見えてきます。
🔹まとめ🔹
出願を終えたことは、間違いなく大きな一歩です。
ただ、それは受験の終わりではなく、次に何を優先するかを整理し直すタイミングでもあります。
「あとは面接だけだから大丈夫」という言葉が本当かどうかは、一度、違う聞き方で確かめてみることでわかります。
そして、大学ごとに必要な対策を整理すれば、残された時間で何をすべきかは、思っているより明確になります。
もし、親子だけでは整理しきれないと感じたら、一度誰かに話してみるのも一つの方法です。
一人で悩まない受験を、一緒に。
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