これができると国語がわかる その7 記述で点を取るには
2025/6/26
【記述で点を取るには】
記述問題の解き方に関しては言いたいことがたくさんある!
けどまずは一つだけ。小学生~高校生まで共通。
なぜ書けないのか。
それは字数と要素の数を意識できてないから。
たとえば「80文字の解答欄だったら、これだけの要素が入る」という感覚です。
言い換えると、いくつの区切りがあるかを知っているかどうか。
記述は基本加点式なので、要素が入るほど点が積みあがります。
だからダラダラ書いても仕方ないですよね。
ある程度の文字数で区切り、
要点を組み立てていくことが必要です。
私は日々、文字数が決まった原稿と格闘しています。
多すぎても少なすぎてもNGで、
300文字の枠なら296~300文字で仕上げます。
その中にできるだけ取材対象者の言いたいことを
自然な流れで入れて読みやすく仕上げるのが私の仕事。
たぶん1年間に30万文字以上書いていると思います。
他の人の原稿、生徒の小論文、記述解答を含めるとこの倍にはなるはず。
文字に埋もれて生きています。
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