英語

英語の「省略」は何でされるの?

0

2021/11/12

こんにちは

川崎です。

 

今回は珍しく、英語講師的な話をしようと思います。

 

「省略」の話しです。

 

ご存知の通り、英文はよく「省略」されます。

例えば以下のような文です。

 

His comment made Jason happy, but (it made) Tomas angry.

 

(    )の部分が省略されることが多いです。

初級、中級レベルの人は、ちょっと混乱するかもしれません。

なんで、angryの前にisがないんだ~、って思うでしょう。

 

そして、なんで省略なんかするの~と。

 

正直私も高校生の時そう思っていました。

しかし、「なんで省略するかな?」ってふと思った時に答えが出ました。

 

「言わなくてもわかるから」

 

私が知る限り、日本語は英語よりも省略が多い言葉だと思います。

例えば、日本語習いたての外国人が自己紹介をすると、

 

「私はステファンです。」「私は19歳です。」「私はトルコ出身です。」「私はケバブが大好きです。」

 

という感じになります。確かに文法上は何も間違いはありません。しかし、何か、違和感がありませんか。恐らく、日本人が自己紹介をするのであれば、「私は」と言う言葉は使わないでしょう。なぜなら、「私」のことを話しているっていうことを皆知っているからです。

似たようなことが、スペイン語でもあります。スペイン語は主語によって動詞が変形する言葉です。なので、主語を省略することがほとんどです。

 

そう考えると、「省略」っていうのは特別何も怖いことではないのです。少なくとも今までの話しがわかっていれば、絶対に何が省略されたのかはわかりますから。

 

えっ?今までの話しが分かっていない? 

 

あー、それだったら無理ですね(笑)

0

この先生の他のブログ