日本史の学習について
2022/4/12
突然ですが、皆さんに質問です。
日本史(社会)の勉強といえば、どんな方法を思いつきますか?
・教科書、参考書を読んで覚える
・ノートにまとめる
・一問一答を覚える
こういったものが頭に浮かんだのではないでしょうか?
もちろん、すべて正解です。
ですが、今あげたものはすべてインプットの学習で、これだけではアウトプットの学習が足りていません。日本史(社会)の勉強はとにかく暗記すること!と思っている人が多いですが、試験で結果を出すためには、インプットだけでは対応できません。普段からアウトプットすることを意識して学習することが肝心なのです。
では、アウトプットの学習にはどんなものがあるでしょうか?
1人で学習するのなら、問題演習の量を増やすことが有効です。教科書を完璧に覚えてから問題を解こうとする人もいますが、効率が悪いように思います。とりあえず半分くらい理解できたら「問題を解く→間違ったところを教科書・参考書で確認→もう1度解きなおす」ということを繰り返すと問題演習の量を確保できます。
また、あるテーマについてノートにまとめたのなら、それを白紙の紙に何も見ずに再現してみるとよいでしょう。ノートにまとめることに時間をかける人もいますが、まとめるだけでは成績につながりません。何もない状態でまとめた内容を再現できてはじめて実力アップにつながるのです。
教科書で覚えたテーマについて、誰かに解説するという方法も有効です。友達と解説しあったり、家族に解説してみたりすると、楽しく知識をアウトプットできます。
インプットした知識をいかにアウトプットして定着させるかがカギなのです。
私の授業ではアウトプットを重視しています。
今はYouTubeなどで質の高い学習動画などもあり、インプットの学習は1人で取り組みやすい状況です。ですがYouTubeを見て満足しているようでは結果につながりません。授業では、1人で学習した内容が正確に身についているか、1つ1つの知識を関連付けて理解できているかをチェックしていきます。あるテーマについて解説を求める場を多く設定します。
「インプットは自分で、アウトプットは授業で」という方針です。
日本史、勉強しているつもりだけど結果がでないと悩んでいる方は、是非体験授業を受けてみてください。
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