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中学教科書激ムズ改訂の予感!小学英語『やっててよかった』から『やらなきゃマジでヤバイ』の時代に!

2024/12/22

小学英語・中学英数を教えています、安芸です!

興味深いXを見つけたので、引用させていただきます。

引用元:https://x.com/ayoshida_school/status/1859221306304282832


ある中学校の定期テストの結果をヒストグラムにされたものです。


理想的な定期テストは平均点を60点くらいの想定で作られているといわれています。もし授業をしっかり聞いていれば解けれるような、難しすぎず・簡単すぎないテストを作っている場合、60点あたりで大きな山が一つできます。覚えるだけで点が取れやすい理科や、国語のヒストグラムはこのタイプの山ができる事が多いです。


一方英語は近年、20点くらいで一つの山、80点くらいで一つの山、合計二つの山ができるタイプが多いといわれています。それでも平均点は60点になるのですが、『よくできる子』と『できない子』をはっきり分ける形になっています。


今回こちらの投稿で恐ろしいのが、英語だけ鏡反転したようなヒストグラムになっていること。どれほど難しい内容にしたのか、それは不明ですし、これくらい極端なヒストグラムはあまり見たことがありませんが、【英語の難易度が高まっている】ことと【高得点がとりにくくなっていること】は理解していただけると思います。


英語はめっちゃできる子と全くできない子の二分化が極端に

私のコースの中に『80点を目指す子用の定期テスト対策講座』というものがありますが、

実際に定期テストで80点の常連は【100%全員が小学生から英語を勉強】されている子です。ほとんどが5年生から、早い子だと3.4年生から英語に触れていた子ばかりです。


一方『定期テストで20点がほとんど。30点取れればいいほう』というお問い合わせも前より増えています。


多くの塾の先生が気づいている通り、定期テストで20点当たりをうろうろしているお子さんと、80点以上常連のお子さんと【二極化】が進んでいるといわれています。


小学英語は保護者の英語への意識で大きく変わる

高校の授業ならまだしも、中学の教科は『学校の授業をしっかり聞いていれば、平均点は大体とれる』というのが私が中学生の時の常識でした。


年齢的に『私の常識=今の保護者世代の常識』ということですね。


もし今のお父さんお母さんが『まともに学校に行って授業を聞いて宿題をこなしていれば、高得点まではいかずとも、平均点はとれるだろう。』という親時代の常識が今も変わらず通用すると思っておられて、お子さんが中学生になるまで特に何も付加的な教育を与えていらっしゃらない場合、注意が必要かもしれません。今後「中学英語が思ったより点数が取れない!」となることが大変多いです。


保護者の情報強弱が子供に大きく影響を与える理由

①小学校の時にお子さんに何を習わせてあげるか、どこの塾に行かせるかはお父さんお母さんの情報強弱度合いに大きく依存します。自分で習いたいものを見つけ、保護者に習いたい!とお願いできる年に達していない場合、何事も決めて・調査し・提案するのは保護者だからです。


「中学校の英語がかなり大変になっているらしい。英語は早めに始めた方がいい」とSNSやテレビの情報をキャッチされているお父さんお母さんは、お子さんに英語に触れさせる機会を多く与えます。


②教科書が私たちが中学校の時と全く異なっています。以前は各Unitで一つの文法を徹底的に習うような作りでしたが、今は一つのUnitで2-3個の文法を突っ込んできます。しかもどれもかなり大切な文法を、です。


少し学校を休んだだけで数個の文法の説明を逃します。中一の一学期で代名詞・三単現・to不定詞の簡単な使い方を同時に出されたら、誰だって混乱しますよ…。一度『わからない状態』になったら、浮上するのは至難の業。浮上しようと頑張る間に、学校では新たな文法を怒涛の速さで学んでいき、いつまでたっても「追いかけっこ状態」から抜け出せません。


教科書を前のような形に変えてほしいという声はSNS内でも多く聞かれますが、『今現在そう』なのであれば、国が決める事に嘆くよりも、どんな教科書でも対応できるようこちら側が対応を変えていく方が、前向きなアプローチですね!


『中学英語教科書がヤバいらしい』ということはSNS上でも4年前から声が上がっています。そういう情報をいち早くキャッチされているお父さんお母さんは、お子さんが中学に上がる前に行動されることが多いです。


私は恵まれたことに、小学生のころから英語に触れてきたお子様を教えていただく機会が多いです。そのたびに、お子様に早くからいい勉強環境を与えてくださった保護者様に感謝しています。そのような環境で勉強できるお子さんは本当に恵まれていると思います。


2025年教科書改訂もヤバイらしい…

あの正気の沙汰とは思えない教科書の改訂から4年。2025年に教科書改訂があります。多くの塾教師が願いました。


「どうか、この4年間の子供たちの英語界隈で起こっている悲惨な状況に気づいてくれ!そして教科書をもう少し教えやすいものにかえてくれ…」


そして今、2025年版の教科書のサンプルが少しだけ公開されました。

引用元:https://digibook.tokyo-shoseki.co.jp/sample/nh/contents/booklet/index.html?id=1_12&g=1&isArea=false


『むしろまた難しくなった…』がみんなの感想です。


一年生のUnit1で

①be動詞(しかも短縮形)

②一般動詞

③命令形・Call+人+名前の第4文型

④数字

⑤複数形

⑥,too~も

⑦want to 不定詞名詞的用法


これだけの文法を1-2時間で詰め込んで習うと消化不良を起こします。一つを消化して、次のものを受け入れられるんです。単元が違う文法を一気に教えられたとしても、整理できないまま混乱して次に進むだけです。


さらに続くページでは、色・形・数字・体の部位の単語は小学生で履修済みという体でサラッとでてくるんですよ!小学校では単語のスペルは一切習っていないのに。


今は『小学校で英語やっていれば中学校の英語が得意になった』という時代ではありません。『小学校で英語をやっていなければ、中学校で平均点以上取るのも難しい』時代です。


『やっててよかった』という選択肢の一つではなく、『やっていないとヤバイ』という時代になりつつあります。



安芸先生と学ぶ英語コース

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