日本人が前置詞が苦手な理由は?ざっくりした日本語には前置詞が少ない?
2022/6/23
こんにちは^^小学英語・中学英語を教えています、安芸です。
突然ですが【前置詞】in/at/under/before/onなどすごく苦手な人が多いですよね。
私もとても苦手です…。
日本語だと「に」や「で」で表されるのが「前置詞」ですね。
「タンスにある」
「日曜日にテニスをしよう」
「本は机にある」
「6月に帰る」
なぜ日本人は苦手?【前置詞】
どうして苦手なんだろう?と考えてみると、日本語には前置詞が少なくざっくりとしているんですね。
「お母さん、私の教科書どこ?」
「机にあるでしょう?」
「机に」…。机のどこに?
机の中?机の上?机の下?机のそば?日本語は「に」だけを使って漠然と表現します。言われた側は「おそらく机の上か中だろう」と推測するか、「机のどこ?」と再度尋ねることで詳細を確認していきます。
毎回そうしているのでそれほど違和感を感じませんが、英語は「上か」「中か」「そばか」をもっと詳しく説明します。そしてそれを説明する方法が【前置詞】なんですね。
日本語にない文法、日本語にないニュアンスを学ぶのは苦労しますね。日本語ではない概念なので知っている知識と結びつけができないからです…。
そこで大切なのが【イメージ】。
【前置詞】勉強に大切なのはイメージ
『日本語の●●に当たるのがinだよ、atだよ」と説明できないのが前置詞。なんてったって日本語にはそもそもない概念だからです。
「日本で」「公園で」「家で」など大きさに関わりなく全部を「で」で表現する言語ではatとinの違いを学ぶのは大変!
なのでイメージがとても役に立ちます。
google mapのピンのようなat
例えばatなら『google mapのピン』のイメージ。
自分のいる場所をピンでさせる範囲の場所はat。その場所から移動もせずとどまっているのでatが正解です。
場所を表すのならinもOKなんじゃ?と思われるかもしれませんが、「私は日本にいる」とか「世界にいる」という場合、google マップのピンはどこに指せばいいんでしょう?
「日本?世界?」範囲が広すぎてピンを指すことができません。
それくらい範囲の広いものはatではなくinを使います。
時間・空間・ものの中を表すin
またinは「~の中」と覚えることが多いと思いますが、箱や家の中だけでなく、目に見えない空間や期間の【中】にも使えます。
例えば「8月に旅行に行く」という場合、「旅行」は8月という期間の【中】にあるものなので
in August
「春にお花見にいく」という場合、「お花見というイベント」は春という期間の【中】で行われることなのでin Springです。
イメージすると無理やり訳も分からず丸暗記するより楽ではないですか?^^
私の小学・中学英語コースではこのように自作のホワイトボード教材を使って易しく説明していきます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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