語彙力がほしい!
国語(現代文、古文、漢文)が苦手だと言う人の多くは、
「知らない言葉が多く、内容が理解できない!」
と言います。
特に、高校に入ってから国語が苦手になった人は、まさにその典型ですね。
中学までとは違い、日常会話で用いない表現、内容が増えるからです。
でも、ちょっと待って。
英語を勉強する時には、文法や英単語を理解するところから始めますよね。
いきなり長文読むなんて暴挙にはでないはず。
国語も同じです。
日本にたまたま生まれて、普段日本語を使っている、という理由で、
「国語が得意になる」はずはありません。
語彙(ごい)力を意識的に増やしていきましょう。
では、どうやって語彙力をつけるのか。
しばしば「本を読む」ことが挙げられますね。
たしかに、本を読む習慣のある人は、ない人よりも多くの言葉を知っています。
国語が得意な学生さんの大多数は、読書に積極的です。
ただ、本ならなんでもよい、というわけではありません。
☆数回は辞書をひく必要のある本
☆さまざまなジャンルの本
この2つを意識しながら、本を選んでみましょう。
何の苦労もなく、新しい言葉に出会うこともなく、最後まで読めてしまうものは、
たとえ楽しく読めても、語彙力にはつながりません。
好きな作家がいるのは尊いことですが、同じジャンルのものばかり読んでいては、
狭い分野の語彙力しか身につきません。
少し工夫するだけで、あなたの読書が語彙力という鎧(よろい)になります。
そうそう、語彙力の「彙」は、「集まる、集める」の意味ですが、
「ハリネズミ」の漢字でもあります。
言われてみれば、たくさんの針が生えてますね。
本を読む時は、ハリネズミのつもりになりましょうか。
ひとつひとつ新しく出会った言葉が、あなたの針となり、語彙力という鎧になるはず。
受験生のみなさんは、これまでの模試や問題集の本文を読んで下さいね。
上記の2点をクリアするものばかりですよ。頑張れ~