記述力をつけよう
2024/2/4
こんにちは、講師のニシオカです。
「マーク(選択肢つき)の問題とは違い、記述型での得点はいつも低い」
「文系で記述型の入試があるのに、模試などでうまく得点出来ていない」
という声を多く聞きます。
その状況を放っておくと、「国語は点数にならない」「国語は苦手だ」という諦めにつながりかねません。
2月~3月という、ライバルたちが手を抜く時期にこそ、弱点を克服するときです。
まず、記述解答の土台は、「設問作成者とのコミュニケーション」です。
与えられた本文をどれほど読解できているのか、設問作成者は試そうとするわけですね。そのため、「この設問を作った人は、何を確認するために、このような問い方をしているのだろう」と、設問に向き合う姿勢が欠かせません。何を聞かれているのか、まずは丁寧に理解しましょう。
次に、「構造的に解答すること」を意識してみましょう。
20~30字ならあまり考える必要もないですが、40字以上の解答字数を設定されている場合、並立要素や因果関係など、解答の中心内容をより構造的に説明するよう求められています。例えば、「〇〇だから。」と答えるだけで字数が埋まらない場合は、「そもそも△△には・・・が必要であり、〇〇だから。」などと解答する力が試されています。
「頭ではなんとなく分かっているけど、上手に書けない」という高校生が多いですが、その時点で「理解そのものが不十分だ」と告白しているようなものです。言語化できてこそ、はじめて「分かっている」と言えます。どんな文章も、読まれたくて書かれたものばかりです。国語の記述で悩む高校生のために、基礎からきちんと身につける記述力講座を始めました。模試のレベルから着実に書ける経験を積んで行きましょう。
〔現代文〕記述でしっかり得点!講座 | 現代文 | オンライン家庭教師マナリンク (manalink.jp)
無料体験もありますので、興味のある人は是非。
国語の記述を避けてばかりいても、力がつかないばかりか、大学受験での選択肢を狭めることにもなります。志望大学を諦めないためにも、記述力を一緒に勉強しましょう!!
この先生の他のブログ
こんにちは、講師のニシオカです。今週・来週は定期試験を受験する学生さんが多いですね。国語の復習・見直しのアドバイスをしておきます~参考にしてもらえたら嬉しいです。1.暗記の量はなるべく減らす本文内容が範囲にある場合は、なるべく暗記ではなく、「文章の理解」を優先しましょう。先に言っておきますが、意味も...
こんにちは、講師のニシオカです。外ではゴロゴロと雷が鳴っています。ちょっと恐いですが、万葉集のこんな和歌を思い出しました。雷神の 少し響みて さし曇り 雨もふらぬか 君を留めむなるかみの すこしとよみて さしくり あめもふらぬか きみをとどめん「雷がすこし鳴って、くもったり雨が降ったりしないかな。そ...
こんにちは、講師のニシオカです。帰国子女枠で大学入試、高校入試、各種編入を考えている皆さん、小論文(自己PR文)対策はそろそろ始めていますか?日本の学校があなたに求めているのは、学校によって様々ですよね。「外国語のスキルをこれからも伸ばしていくこと」だったり、「得意分野をきわめて、日本や世界の大会/...
こんにちは、講師のニシオカです。共通テストは、現代文・古文・漢文のそれぞれの分野の、バランスのよい基礎学力が欠かせません。「〇〇で点数を稼ぐから、〇〇は捨てよう」などと考えると、模試などの点数も安定しない上、当然ですが志望大学への判定もあいまいなものになってしまいます。普段の勉強では、共通テストへの...