#11 共通テスト【英語】の時間配分と問題の解き方について
2024/1/5
こんにちは。
予備校「英語」講師の西です。
いよいよ2024年1月13日(土)・14日(日)は共通テストですね。
私が教えている生徒たちも多数、共通テストを受けます。
今回は、私が予備校等で伝えている内容を書きます。
1. 共通テスト【英語】の時間配分
共通テストの問題に限らず、英語は「先に設問を読んで何が問われているのかを把握」したうえで、「本文から該当箇所を探す」ことが重要です。
また、設問を読むときは、設問の下にある選択肢(①~④)を読む必要はありません。
第1問・第2問は「問1を読んで、該当箇所を探す」→解き終われば、「問2を読んで、該当箇所を探す」ようにしてください。
〈factとopinion〉
第2問ではfactやopinionが問われます。特にその見分け方が重要です。
第3問Bは、問1~問3をすべて見て、問2と問3を解きながら、問1を解きます。ただし、私は生徒には、「第1段落と第2段落を読んで、問1を少しずつ考え、残りの段落を読んで、問1を完成させるように」と伝えています。
さらに、下記の時間をオーバーしそうならば、「途中で解くのをやめて、次の大問に移る」べきです。
2. 第4問の解き方
第4問は、いわゆる「ダブルパッセージ(文章が2つ)」です。
私が生徒たちに伝えているのは、「片方ずつ解きなさい」ということです。
令和5年度の共通テストの問題を例にすれば、第4問の設問は次の通りです。
問1:Oxfordに関する問い
問2:Leeに関する問い
問3:LeeとOxfordに関する問い
問4:LeeとOxfordに関する問い
問5:Leeに関する問い
このように見れば「Leeに関する問い」のほうが多いことが分かります。つまり、Leeの文章を読みながら、先に「問2」「問3のLee側」「問4のLee側」「問5」を処理してから、残りの問題を解くほうが効率的です。
3. 分からない単語があれば・・・
長文の一般的な傾向として、「第1段落は何を書いているのか理解しにくい」というものがあります。だから、私は「第1段落はとりあえず読んで、第2段落以降で詳しく書かれているから」と伝えています。
また、同格表現にも注意してください。
例えば、my mother, Tiffany,とあれば、「私の母は、Tiffanyという名前で」となります。つまり、motherの後のコンマは「同格」です。
このように英語は左の単語が右の単語を詳しく説明しています。
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