成績を伸ばすのはどちらの言葉?
2025/9/18
皆さんは、毎日、どのような言葉を発していますか?
・ポジティブな言葉
「ありがとう」「おもしろい」「やりがいがある」「まだまだ頑張れそう」「難しい問題やけどなんとかなりそう」「今まで興味がなかったけど好奇心が湧いてきた」
・ネガティブな言葉
「私って全然英語できへん」「点数が伸びない」「私って何やってもアカンねん」「自信がないわ」「どうせ、頑張っても無理・・・」「こんなんやっても意味がない」「無駄」・・・
自己暗示と脳の働き
ポジティブな言葉は脳の報酬系を活性化し、やる気や集中力を高めます。
「できる」「やってみよう」「成長している」などは、挑戦を前向きに捉える思考を促します。
ネガティブな言葉(「無理」「どうせダメだ」など)は、脳の防衛反応を強め、行動意欲や創造性を下げます。
プラシーボ効果
医療の世界では「この薬は効きます」という言葉だけで症状が改善する例があり、これは学習や仕事にも応用可能です。
自分や他者に対して肯定的な言葉をかけることで、実際のパフォーマンスが向上することがあります。
感情の伝染と周りのの雰囲気
クラス(職場)でポジティブな言葉が多いと、協力的で活発な雰囲気が生まれ、成果が上がりやすくなります。
逆に、皮肉や批判ばかりの環境ではモチベーションが下がり、成績や業績が落ちやすくなります。
自己効力感(Self-efficacy)の強化
「自分はできる」という感覚は、学習の持続力や困難への耐性を高めます。
日常的にポジティブな言葉を使うことで、この自己効力感が育ちます。
私はキャリアコンサルタントもさせていただいておりますので、「ネガティブな言葉をポジティブな言葉で言い換える」ようにクライエントさんに伝えています。
ただ、決して「ネガティブ思考」が悪いわけではありません。ネガティブだからこそ、慎重になれます。しかし、ネガティブなことばかり言ったり考えたりしていると、その通りの結果になることが多いです。
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