きれいってなに?
私の授業では、雑学や小話をはさみながらより深く生徒さんに理解してもらうことを大事にしています。ブログでは、ためになる雑学やネタを発信していけたらと思っています!
突然ですが、皆さん、「きれいな自然」と言われたらどんな風景を想像するでしょうか?
川のせせらぎ 新緑 青い海
今回は自然界と私たちの「きれい」の違いについて考えてみましょう。
きれいな海
とはどんな海でしょうか?
青い珊瑚礁、熱帯魚たちの楽園
というような光景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
最近こんなニュースが目に入りました
「瀬戸内海 きれいすぎて栄養不足
生活排水など規制緩和 」
なんと、下水道などの処理がしっかりとされるようになった結果、窒素NやリンPなどが海に流れ込む量が減少して、海苔などの生物が減っているというのです。
私たちがきれいにしよう、自然に優しくしようとした結果、生態系を変化させることになってしまったのです。
私たちが感じる感覚と、自然界のしくみとでは大きな乖離があるということが分かります。
そして、きれいな珊瑚礁。
実は、あの光景は
「生き物に溢れた恵みの海」
とは言えないのです!
実は、
・海が澄んでいるのはプランクトンが少ないから
・プランクトンが少ないのは溶けている酸素が少ないから
なのです。
それとは対称的に北国の海はプランクトンが豊富で水の中はいろいろな浮遊物で濁っています
が、生物の量としては北国の"濁っている海"
の方が豊かなのです。
水温が低い方が溶け込める酸素の量が多く、暖かい海では酸素が少ない
という一法則が、ここまで大きな差をつくっているのです。
栄養素と酸素の観点から、
人間にとっての
"きれい"
と、自然にとっての
"豊かさ"
は、まったく違うものだというお話でした。
この例は、先入観を持たずに柔軟に物事を考えてみる良い例だと思います。
興味のあることを深めるもよし、未知の分野を探検するもよし、好奇心を持ち続けることが楽しい人生につながります!
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