高校数学

高校数学の攻略①「数学ができる人とできない人の差は何か?」

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2023/2/28

こんにちは、講師のあさむらです。

今回は数回に亘り、一緒に高校数学を攻略するために必要なことを考えていきたいと思います。


数学はちょっとだけ理不尽な科目

皆さんは数学が得意でしょうか。それとも苦手でしょうか。

「勉強をすることで成績は伸びる」「宿題をきちんとやらない人は成績が落ちる」

これは誰しもが持つ共通認識だと思いますが、果たして本当にそうでしょうか。

「一生懸命数学の勉強をしているのに、授業中寝ているA君は私と違って数学が得意。疎ましいぐらいに羨ましい。」こういった経験はありませんか?

私が学生時代のときも予備校に勤めていたときも感じていましたが、数学に関して言えば「努力した人だけが良い点数を取れる」なんてことはないと思います。

一方で、英語や社会はどうでしょう?帰国子女を除いて、文系科目は地道な努力を重ねている人こそ成績が良いイメージが私にはあります。

なぜ数学(を含む理系科目)に関してこういった理不尽な状況が生まれるのでしょうか。


数学ができる人ってどんな人?

そもそも数学ができる人、数学で点数が取れる人って何が違うと思いますか?

計算スピード? ⇒ たしかに強みにはなりますが、あまり関係ありません。

才能? ⇒ 一部正しいですが、才能で大きな差が出るほど高校数学は難しくありません。

数学が好きか嫌いか? ⇒ 好きこそ物の上手なれ、という諺もありますが少し違います。

正解は「論理的思考力」と「(無意識な)パターン化」です。

努力が結果に結びつかないと嘆く理由はまさにここにあるのです。

暗記科目であれば多少の頭の出来に差はあれど、成績は努力に比例して上がるでしょう。

ですが、上記の2つを求められる中で、努力の方向性を間違えると成績は上がりません。


数学において努力は報われない?

「努力は決して人を裏切らない」「努力は報われる」

こういった言葉が有名ですが、私は「努力は平気で人を裏切る」と思っています。

野球のダルビッシュ有選手の言葉に「練習は嘘つかないって言葉があるけど、考えてやらないと普通に嘘つくよ。」があったり、

今や一躍有名となった現代分講師林修先生は書籍で「正しい場所で、正しい方向で、充分な量をなされた努力は報われる。」と仰っています。

数学については、まさにおふたりの著名人の言葉通りで、間違った努力をしても成績は伸びてくれないのです。


じゃあどうしたらいいの?

「そんなあなたはぜひ私の講座で勉強しましょう!」...とは言いません。

数学が苦手な方が、数学を攻略するための道筋は下記の3STEPだと私は考えます。

①できる喜びを通じて、数学を好きになる

②数学特有の考え方(論理的思考力)を身に着ける

③問題演習で多くの問題に触れ、パターンを知る

この3STEPを踏むことで、仮に毎回定期考査が0点だとしても、誰でも確実に高校数学を得意科目とすることができます。

ただし、ここで厄介なのが②なのです。独学で上手くいかないのがこの②にあるのです。


本日はここまでとします。

次回のブログでは、この3STEPをどう攻略していくかをお話します。

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