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総合型・学校推薦型対策

志望理由書について

2024/1/2

難関私立や国公立大学に入学するのは、そう簡単なことではない。一般受験では、高い実力が必要となる。


また、総合型(旧A0入試)・学校推薦型入試で受験し突破することも、数々のハードル(書類選考、面接、プレゼン、小論文・・・・)があり、高校時代に特別な活動で実績を残している生徒は別として、一般の生徒にとっては敷居が高い。


だからといって道がないわけではない。このことは、このブログの1、2でもふれたが、もう少し詳しく書かせていただく。


何とか道を開くことはできる方法はある。


それは何か?


それは、読み手を唸らせるリアイリテイーのある志望理由書を書くことである。特に問題解決型の志望理由書を書き、自分なりの解決策を提示することである。


ここで、読み手が「この生徒さんは、すごい!」ということになれば、それはとても高く評価されるのである。


① 課題解決型志望理由書で、読み手を唸らせる仮説を展開する

難関私立や国公立大学の志望理由書になると、字数が1500字を超えてくるものも数多い。そういった場合は、課題解決型の志望理由書をお勧めする。


今まで何もやってこなかったとしても、この夏の段階からでも、自分の取り組みたい分野について詳しく学び、高校生なりの課題解決の仮説を提示し、その内容の質の高さで読み手を唸らせることを狙う。


下に提示したのは、ネットにあった慶応大学に合格した受験生の記述の抜粋である。文章を読んでいただきたい。


慶応大学合格受験生の志望理由書の抜粋

(夢・目標・ビジョン)

 今、世界では、30万人を超えると言われる子ども達が戦争に直接関わり、その命を危険に晒しながら生きている。私は、彼らが平和に暮らせるような世界を実現するために、法律の視点からアプローチしていきたい。


(問題の内容・分析)

子ども兵士に関して調べていくうちに、私はコンゴ民主共和国の現状に強い衝撃を受けた。

コンゴ民主共和国には国連が特定しただけで少なくとも10の武装組織があり、一万人以上の子ども兵士が存在すると言われている。元々は、政権獲得を目指した武装勢力と政府軍の内紛だった

戦いが他国の介入によってこじれ、大規模化してしまったのだ。兵力の確保のために、政府軍・反政府軍問わず、無関係の子ども達が巻き込まれてしまっている。長引く戦争は、国家開発の停滞、貧困の日常化、社会システムの崩壊を引き起こした。


(受験生が考えた解決策)

私はこの問題の解決の糸口を与えてくれるのは「法」だと考えた。富のために裏で戦争を支援している人々がいる。彼らを取り締まり、また戦争よりも効率的に利益を得られる方法を見つける事が出来れば、戦争は減っていくはずだ。例えば、コンゴ民主共和国には豊かな天然資源が存在する。ダイヤモンドやコバルト、鉄鉱石や石炭、コルタンなどを産出する世界トップクラスの鉄鉱資源国である。特にコルタンは、携帯電話の部品などに使用される目的で高額取引されるため、反政府勢力の略奪のターゲット、そして資金源になっている。私はこの取引を第三者が監視できないかと考えている。紛争ダイヤモンドの例に見られるように、採掘から販売までの過程で暴力に加担した全ての商品を市場から排除する。また、その取引に関わった全ての人々を法によって厳しく処罰する。こうすることで、反政府勢力が武器を買うための資金を得ることを妨げることができるのではないかと思う。


読んでどんな感想を持ちましたか・・・・・・・・・

「いやーこれは書けない」「レベルが高い!」と思われたのでは。

そう、これは本当に高度な内容になっている。


□子どもが戦争に関わり命に危険がある状態をなくしたいという目標

□その目標達成のためのアプローチ方法は、「法」


□戦争激化の要因? コンゴで採れる高額な鉱石 反政府軍の資金源

□「法」整備実現し、戦争に加担する勢力を市場から排除する


□市場から排除され資金源なくした反政府軍は戦争継続困難となる

□紛争ダイヤモンドの実現事例を提示し、自己の提案に現実性もたせる

□とにかく全編にわたり問題にたいする緻密な観察、分析


気づいたことを並べていった。いやー、正直、これは普段私の目の前にいる高校生にできることではないという感想をもった。


どこの大学でもおそらく最高レベルの評価を受けることは間違いない。


「確かにこのレベルが書ければ合格するのはわかるが、とてもじゃないが私には書けない」こんな声が上がってるような・・・・


確かに、簡単に書けるものではない。これは、相当な力がないと書けない記述である。


では、以下の志望理由書の抜粋はいかがだろう。


私が関わった受験生の志望理由書の抜粋である。


将来は研究者として、食品ロスの少ない食品、規格外品を利用した食品の開発に取り組み、飢餓のない社会の実現に貢献したい。

こう考えるきっかけは以下通りだ。私は、小さい頃から魚介類を食べるのが好きだった。高校1年の時、家族と牡蠣を食べに行った。その時に、ひどい腹痛を起こし苦しんだ。その経験から、魚介類の持つ細菌や栄養について興味が湧いた。


調べていくと、魚介類は他の食材と比べ、必須アミノ酸のバランスがよく、DHAやEPAなどの多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれていることが分かった。また、国連WFP協会募金に参加したのをきっかけに、世界の食糧問題について関心をも持つようになった。学んでいく中で、世界では飢餓人口が増加しているのに、一歩で先進国では食品ロスが問題となっている現実に、強い違和感を持った。


食品ロス削減には、消費者や顧客の要望に寄り添い、それらに応える商品やサービスを開発することが重要だ。また、飢餓人口を減少させるため、栄養価の高い魚介類を使用した食品の開発に取り組むべく必要がある。

さらに大学院に進み、将来は研究者として、食品ロスの少ない食品、規格外品を利用した食品の開発に取り組み、飢餓のない社会の実現に貢献する。


いかがだろう。このレベルなら、「書けるかも」と思ったのではないだろうか。


先ほどと同じように気づきを書いてみよう。


□食品ロスの少ない食品開発に取り組み、飢餓のない社会を実現したい

□牡蠣を食べ腹痛になり、魚介類の持つ細菌や栄養に興味湧く


□自分で調べて分かった飢餓人口増加なのに先進国では食品ロス問題

□飢餓減少のため栄養価の高い食品の開発、また食品ロスの少ない食品の開発めざす そして飢餓のない社会めざす


最初に提示した慶応大学の志望理由書と比較してみると、非常にシンプルなものであることがわかる。


「腹痛という自分の体験→調べてみると飢餓の問題、食品ロス問題の問題浮かび上がる→解決のために研究をがんばりたい!」


整理するとこんな感じになる。これなら、できるという気になるのではないだろうか。


「確かにおっしゃる通りかもしれない。でも、これくらいのレベルで国公立大学合格できるの?」


きっとそう思っているのではないでしょうか。


それが、結構合格してくるんですよ。


実際、この生徒も国立大学を合格した。そして、私の指導してきた国公立大学に合格した受験生たちも、このレベルで数多く合格してきている。


このレベルの文章なら、ある問題に関心を持ち、資料を数多く集め、徹底的に調べていけば、この夏からでも十分書くことができる。私はそう考えている。


したがって、今から総合型(旧A0入試)・学校推薦型の入試のために準備を開始しても、できないことはない。

納得していただけただろうか。


やろう!と思った受験生の方は、一刻も早くとりくんでいくことをおすすめする。










































































































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