高校1・2年生、この時期は“書く”トレーニングをしよう!
2025/2/19
講師の富岡です◎
国語何をしようかなと悩んでいる高校1・2年生は多いようです。
結論、記述トレーニングをしましょう✏️
テキストとかも記述オンリーのものがいいと私は思っています。
その理由は以下です。
①読む姿勢作りができるから
自分で記述しないといけないとなると、まずは本文を読めていないと始まりません。そのため、本文の読解に注力するようになっていきます。
一方、選択式の記号問題が多い問題をやってしまうと、選択肢に頼った勉強をしてしまうのです。「なんとなく……③が正解かな?」なんてやっていても成績は伸びません!!
まずは「読む」必要があるのです。読んで理解する訓練をするのです。逆説的ですが、「読む」ために「書く」のです!!
②語彙が身についてくるから
国語の土台となる「語彙」。みんなやりたがらないし後回し。かなり厳しいと言わざるを得ません。
どうしても、語彙の習得となると「ノートへの写経」みたいなイメージがあってやりたがらないようです。
でも違うんです。語彙というのは、「このときなんて言えばよかったんだろう?」から身につくものなのです!
つまり、記述問題を通して「うわ、ここどうやって表現しようか」とか「自分の語彙が少ないな」と思うことから始まるのです。
要は、語彙を身につける必然性を得られるのが「記述」トレーニングなのです。書きたいのに書けない……という体験を通して、大事な大事な語彙力は養成されるのですね!
③記述力を上げるには時間がかかるから
記述力は一朝一夕には上がりません。地道にコツコツ時間をかけて、少しずつレベルアップしていくものなのです。
書いて書いて書いて……その中で自分の語彙を拡充し、自分の表現に磨きをかけていくのが大事なのです。
国語では記述問題の配点が大きいので、そこで高得点を取れるかどうかが鍵になります。時間のある今のうちに記述練習をしておきましょう◎
さあ早速記述トレーニングを始めましょう!!
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