自分に合わない文章が出たら、それは“運が悪かった”のだろうか?
2025/2/25
講師の富岡です◎
国語をメインにやっているのですが、毎年のように初期の頃は生徒たちからこんな声が!
先生、今回の現代文、何を言っているのか全然わからなかったです。自分に合わない文章が出ると得点できなくなります。
まあ、気持ちはわからんでもないですな(笑)。
ただちょっとここで立ち止まって考えてみましょう!
自分に合った文章が出てくることの方が珍しいのではないだろうか?
それを当てにして待ち続けるのはもはや「運ゲー」であり、受験勉強でもなんでもありませんよね……?
特に受験生はここらで現代文に関するマインドを切り替えた方が良いですよ◎どんなマインドに切り替えるかというと、
自分に合わない文章こそ、分析する価値がある!
というマインドです。
人間って自分の価値観の外側を極度に恐れる傾向にあります。ようは「わからない」ことが怖いんです。それは防衛本能なのかもしれません。
でも成長って、自分の“外側”を吸収することだと思うんです。だから苦痛を伴うのです。
国語では、自分に合わない文章こそ、腰を据えて真正面から分析することが成長につながるのです。
わからないから嫌だ!できないから嫌だ!を卒業しましょう。
全ては「わからないことから始まる」のです。
自分にとって気持ちの良い、都合のいい世界から抜け出して、自分の“外側”を探求しましょう!
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