なぜあなたは初見の問題に対応できないのか?ポイント2つを整理します。
みなさんこんにちは!講師の富岡です。
化学の問題で、どうしても初見の問題になると解けない!という人!!
どうして初見の問題が解けないのかをよーく考えてみたことありますか?
もしかすると次のような考えが浮かぶかもしれません。
☑️基礎が甘いからかな?
☑️問題演習量が足りないからかな?
☑️復習が追いついていないからかな?
これらはどれもが正しいです。ですが、ちょっと“漠然”としているのも確かです。
さて、初見の問題が解けない人に足りていないポイントについて2点お話しします。
①用語の定語が曖昧
さてみなさん、「理想気体」ってなんですか?過不足なく説明してください。公式PV=n RTじゃありませんよ!「理想気体そのもの」に関する定義です。答えられますか?
もう一問「希薄溶液の性質」ってなんですか?答えられますか?
多分多くの人が「うっ…それは…」と詰まるはずです。
化学を勉強している人なら必ず聞いたことのある基本用語や性質なはずです。でも、このシンプルな問いに答えられない。
そうです。
初見の問題が解けない人は、まずもって用語や性質の“定義”を覚えていないのです。
これ、相当まずい状況です。
なぜなら、初見の問題は必ず“定義”に立ち返って考えないと解けないからです。つまり、その場で自分が考えて答えを出さなくちゃいけない、となった時に一番最初に戻るのは“定義”しかないということです。
木に例えると定義は「根っこ」なのです。根本も根本。ここがごっそり抜けているとまるで根無草のようになります。場当たり的な解き方しかできなくなってしまうのです。
ではなぜ定義を覚えないのでしょうか?
それは、非常にシンプルで、「そういう意識づけをしてくれる人がいなかった」からです。
生徒はまさかそんなに定義が大事だなんて思わない上に、定義を覚えるトレーニングも積みません。
問題集にも「定義を覚えましょう」なんていう問題は載っていません。
だから定義を覚える機会がないのです!こんなに大事だというにも関わらず…。
私の授業では、生徒が自力で問題を解けるようにすることを目標に、定義の確認をうるさいくらいに行います。
すると徐々に生徒たちは、初見の問題を前に、定義に基づきながら考えるようになるのです。
それが得点アップの必要条件なのです。
②「条件」にこだわっていない
定義に加えてもう一つ、“条件”にこだわっていないのも初見問題に対応できない原因です。
“条件”とは何かというと、教科書などに「〜のとき」「〜した場合」のように書いてある部分です。
初見問題に対応できない人はこうした“条件”がめちゃくちゃいい加減になっているのですね。
例えば「容器を密封したとき」とあったら、それは「容器を密封した」場合にしか成り立たない話のはずです。
そこに気付けば、初見の問題で「容器を密封」していればその法則が使えるし、「容器を密封せず」と書いてあれば、その法則は適用できないと考えることができるわけです。
公式しか覚えていない人はこういうところがかなり曖昧なのです。
条件が違えば適用する公式や法則は変わってきますよね!
それをその場で、自分の頭で判断するためには、定義や条件をしっかりインプットしておくことが必要だと思いませんか?
私もいつも初見の問題は「定義」に基づいて考え、「条件」は何かを問題文から把握し、適切なアプローチで正解を導いています。
というか、それ以外正解を導くことは原理的に不可能なはずです。
闇雲に問題を解いて、見たことがあれば解ける、見たことがないと解けない、といった状態を卒業しましょう!!