オンライン家庭教師マナリンク
国語

【現代文 大学入試】参考書ルートってなに? 真の勉強法とは?

2024/6/19

参考書ルートとは?

自分に合った参考書を適切な順番で勉強すれば志望校に合格できる。その前提のもと、自分に合った適切な参考書で勉強することを、最近は「参考書ルート」と呼んでいるそうです。


参考書ルートの問題点

たしかに、自分に合った参考書で勉強すれば合格は近づくのだろうと思います。

しかし、現代文は――じつは現代文に限らず「読む」と「書く」の教科、すなわち古文、漢文、英語、小論文は、参考書「ではなく」問題集を解く必要があります。


具体的には、参考書が「こう問われたらこう解答せよ」みたいなことを教えてくれるので、その知識をもとに、実際に言葉の大海に出て問題を解く。

これが「絶対条件」です。


私のもとには、参考書ルートで勉強した「現代文を読めない生徒」が毎月訪れます。

論説文を実際に読むことなく、参考書で方法論だけを学んだのですから、読めなくて当然です。


「参考書1冊仕上げたのですが、次なにをすればいいですか?」と問うてくる生徒もいます。


「実際に問題を解こうよ。きみ、たぶん解けないと思うよ」


で、実際に解けません。


ほらね。


そこから授業がはじまります。問題文のどこをどう読むのか? どのように選択肢を消すのか? すべて「アナログで」教えます。「読む」時の脳内はアナログ的に、すなわち推論で情報処理されているのです。


参考書は道具。道具を実際に使って「読む」のが真の勉強

多くの人が誤解していますが、参考書は読解の方法論を教えてくれる道具です。

その道具を使って「実際に読むから」読めるようになるのです。

現代文の参考書なんて、ポイントとなることをそうたくさん書いてあるわけではないのだから、3日で参考書を読んで、あとは演習、演習、演習。

で、解き間違えた問題は「どう思考すれば正解にたどりつくのか」を、先生と徹底的に(ときに議論になってもいいので)納得し、頭にたたきこむ。正解にたどりつく思考ルートを脳内にすり込む。これが現代文の真の勉強です。


現代文はちょっと苦痛だがしかし

読むのは、最初、苦痛を伴うと思います。その苦痛を避けるために参考書ルートに走る生徒が多い。しかし、いつの時代も「読む」と「書く」は、苦痛を感じつつ始めるしかないのです。

やがて苦痛が快感に変われば合格安全圏に入っています。

時代が変わっても勉強の本質は不変です。


教育産業は新しい言葉を流行らせます。そうしないと儲からないから。

勉強法が分からず困っている生徒や保護者がそれに飛びつきます。

やがて私のもとに「参考書ルートで勉強しても国語の成績が上がらないのですが」とやってきます。

私は金儲けが得意ではないということもありますが、参考書ルートという言葉を得意げに話す生徒を見るたびに「なんだかなあ」と思います。

このブログを書いた先生

国語のオンライン家庭教師一覧

国語のブログ

「国語の記述が書けない人は“本文を写しすぎている”」 ―― “自分の言葉でまとめる”ために必要な、記述の整理法を解説します。

「記述問題になると急に書けなくなる…」「本文を写しているのに点数が取れない…」国語の記述で悩む人に非常に多いのが、👉 “本文をそのまま並べてしまう”という状態です。もちろん、本文を根拠にすることは大切です。しかし、👉 “写すだけ”では点数にならないケースが多いです。なぜなら記述問題では、👉 「本文を理解した上で整理できているか」が見られているからです。今回は、👉 なぜ“写しすぎ”で失点するのかそして、👉 “自分の言葉でまとめる力”をどう身につければよいのかを解説していきます。■ 記述問題は「コピー問題」ではない国語が苦手な人ほど、記述問題を👉 「答えっぽい部分を探して写す問題」だと思ってしまい...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/5/25

【最短読解】迷わず「主張」へ到達するノイズ・カットの作法

「志望校の過去問や模試の国語で、どうしても時間が足りなくなる……」 国語の試験において、こうした「時間切れ」の悩みを抱えている受験生は非常にたくさんいます。あなた自身、あるいはあなたのお子さんも、同じように焦りを感じた経験があるのではないでしょうか。文章を速く、正確に読むために必要なこと。それは、とにかく目を速く動かすような「速読術」ではありません。本当に必要なのは、文章を隅から隅まで全力で読み込むことではなく、不要な部分を削ぎ落としていく「読まない力」です。実は、入試に出題される文章には、筆者の最も言いたいことを説明するために、膨大な「飾り」が含まれています。受験生の前に立ちはだかる長い文章...続きを見る
いくこの写真
いくこオンライン家庭教師
2026/5/22

「国語が苦手な人ほど“接続詞”を読めていない」 ―― 「しかし」「つまり」に注目するだけで、文章理解が一気に変わる理由

「文章を読んでも内容が頭に入らない…」「国語の文章が長くなると急に分からなくなる…」そんな人に共通しているのが、👉 “文章のつながり”を意識できていないことです。特に重要なのが、👉 接続詞です。実は国語が得意な人ほど、無意識に「しかし」「つまり」「だから」「たとえば」などを手がかりに、文章の流れを整理しています。逆に、接続詞を読み飛ばしてしまうと、文章はただの“文字の集まり”になってしまいます。今回は、👉 接続詞に注目するだけで、👉 なぜ文章理解が変わるのかを解説していきます。■ 接続詞は「筆者の道しるべ」接続詞は、単なる飾りではありません。実際には、👉 「ここから話が変わります」👉 「今から...続きを見る
そらの写真
そらオンライン家庭教師
2026/5/18

【灘校文化祭】熱くて厚い「知の結実」を見た

先日、灘中学校・高等学校の文化祭へ行ってきました。 あいにくの雨模様でしたが、最寄りの駅の構内には「灘校文化祭はこちら」というプレートを持った生徒さんたちが静かに立っていました。その落ち着いた佇まいを見た瞬間から、彼らがこの日のためにどのような準備を重ねてきたのか、その「質」について考えながら校門をくぐることになりました。今回の訪問で私が目にしたのは、一言では言い尽くせないほど多層的な情熱の形でした。溢れ出す情熱と、個の探求まず足を運んだ鉄道研究部の展示室。そこには、単なる知識の陳列を超えた、内側から溢れ出して止まらないような「スキ」という名の情熱が充満していました。 精密に作り込まれたジオラ...続きを見る
いくこの写真
いくこオンライン家庭教師
2026/5/15

大事なところに線を引く!?!?

こんにちは、講師のニシオカです。あるお子から、「特に模試などで、現代文の点数があがらない」と相談を受けました。受験したあとの模試の写真(本文の部分)を送ってもらい、状況を確認することにしました。すると、なんとなんと、どのページの本文にもたくさんの線が引かれ、設問設定の傍線部がどこにあるのか分からないほどの光景でした。「なんでこんなに線を引いているの?」と聞くと、「なんとなく大事そうなことには線を引く、という習慣があるから」という回答。なるほど。。たしかに、私も昔学生時代そのような指導を受けたような。もしかしたら、そう思い込んでいる人が他にも多いかも知れませんね。たしかに、線を引くこと自体はいい...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/5/15

勉強に集中できる環境づくり

こんにちは、講師のニシオカです。先日受講生の保護者様より「オンライン授業がない日に、集中して勉強できていないようだ」という相談を受けました。ふと思いついて、勉強机近辺の写真を送ってもらいました。普段どのような景色の中で勉強しているのか、まずは把握するためでした。そこには、かなりの物量と予想を超えるカラフルな景色が写っていました。推し活グッズ(ポスター・小物類)や、学校からの配布物(掲示物)が飾られ、また多くの文具とさらに予備の文具までが「文具」と書かれたカゴに入れられ、机の上に出ていました。中にはえんぴつ、消しゴムなどのよく使うものから、分度器やコンパスまで。(ちなみに、受講生は文系の高校生で...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/5/15

この先生の他のブログ

人見の写真

志望理由書が書けない理由|「何を書けばいいかわからない」を解決する方法

2026/5/25
■ 志望理由書が書けない「志望理由書が書けません」これは本当に多い相談です。・何を書けばいいかわからない・書いても浅くなる・ありきたりになる・自分の言葉にならない👉 一生懸命考えているのに進まない状態です。■ 結論:原因は「問いがないこと」結論から言います。👉 志望理由書が書けない原因は「問いがない...
続きを読む
人見の写真

単語帳だけやっても英語が読めない理由|覚えたのに解けない人へ

2026/5/21
■ 単語帳をやっているのに読めない「英単語はちゃんと覚えているのに読めません」「ターゲット1900 3周したんですけど・・・」これは非常によくある相談です。・単語テストはできる・意味もだいたい分かる・それでも長文になると止まる👉 努力しているのに結果が出ない状態です。では、なぜこうなるのでしょうか。...
続きを読む
人見の写真

“正解らしい自分”を演じ続けていませんか?――ヘーゲルとキルケゴールから考える受験と自己理解

2026/5/20
「将来の夢は何ですか?」総合型選抜や学校推薦型選抜では、必ずと言っていいほど問われる質問です。しかし私は、受験指導をしていて、いつも不思議に思うことがあります。それは、多くの生徒が「正解らしい答え」は言えるのに、「自分の言葉」を持てずに苦しんでいることです。「社会に貢献したいです」「多様性を学びたい...
続きを読む
人見の写真

音読は本当に意味があるのか?|英語・古文が伸びる「音と身体」の勉強法

2026/5/19
■ 音読って意味あるの?「音読ってやったほうがいいんですか?」英語や古文の指導をしていると、よく聞かれます。・発音が下手だから意味ない気がする・カタカナ英語だと逆効果では?・恥ずかしくて続かないこうして、👉 音読をやらないままの生徒がとても多いです。■ 結論:音読はかなり重要結論から言います。👉 音...
続きを読む