【現代文 大学入試】参考書ルートってなに? 真の勉強法とは?
参考書ルートとは?
自分に合った参考書を適切な順番で勉強すれば志望校に合格できる。その前提のもと、自分に合った適切な参考書で勉強することを、最近は「参考書ルート」と呼んでいるそうです。
参考書ルートの問題点
たしかに、自分に合った参考書で勉強すれば合格は近づくのだろうと思います。
しかし、現代文は――じつは現代文に限らず「読む」と「書く」の教科、すなわち古文、漢文、英語、小論文は、参考書「ではなく」問題集を解く必要があります。
具体的には、参考書が「こう問われたらこう解答せよ」みたいなことを教えてくれるので、その知識をもとに、実際に言葉の大海に出て問題を解く。
これが「絶対条件」です。
私のもとには、参考書ルートで勉強した「現代文を読めない生徒」が毎月訪れます。
論説文を実際に読むことなく、参考書で方法論だけを学んだのですから、読めなくて当然です。
「参考書1冊仕上げたのですが、次なにをすればいいですか?」と問うてくる生徒もいます。
「実際に問題を解こうよ。きみ、たぶん解けないと思うよ」
で、実際に解けません。
ほらね。
そこから授業がはじまります。問題文のどこをどう読むのか? どのように選択肢を消すのか? すべて「アナログで」教えます。「読む」時の脳内はアナログ的に、すなわち推論で情報処理されているのです。
参考書は道具。道具を実際に使って「読む」のが真の勉強
多くの人が誤解していますが、参考書は読解の方法論を教えてくれる道具です。
その道具を使って「実際に読むから」読めるようになるのです。
現代文の参考書なんて、ポイントとなることをそうたくさん書いてあるわけではないのだから、3日で参考書を読んで、あとは演習、演習、演習。
で、解き間違えた問題は「どう思考すれば正解にたどりつくのか」を、先生と徹底的に(ときに議論になってもいいので)納得し、頭にたたきこむ。正解にたどりつく思考ルートを脳内にすり込む。これが現代文の真の勉強です。
現代文はちょっと苦痛だがしかし
読むのは、最初、苦痛を伴うと思います。その苦痛を避けるために参考書ルートに走る生徒が多い。しかし、いつの時代も「読む」と「書く」は、苦痛を感じつつ始めるしかないのです。
やがて苦痛が快感に変われば合格安全圏に入っています。
時代が変わっても勉強の本質は不変です。
教育産業は新しい言葉を流行らせます。そうしないと儲からないから。
勉強法が分からず困っている生徒や保護者がそれに飛びつきます。
やがて私のもとに「参考書ルートで勉強しても国語の成績が上がらないのですが」とやってきます。
私は金儲けが得意ではないということもありますが、参考書ルートという言葉を得意げに話す生徒を見るたびに「なんだかなあ」と思います。
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