英語が「まったくできない人」がやるべき3つのこと

入試本番において英語がものすごくできたおかげで医学部に合格した高校生から、英語がまったくできない中学生まで、幅広い層を見ていますので、英語ができない人が何が理解できていないのかが、私にはよく分かります。中学生の英語だけしか教えていないとか、高校生の英語だけしか教えていないというのでは、そのへんが見えてこないと思います(英語という言語には学年の垣根はないので)。
しかし、私のように、成績最下位層から成績最上位層の生徒さんまで教え、かつ中高6年間をとおしてやるべき勉強の内容を知っており、かつトップクラスの成績の人たちが何を理解しているのか、がわかっていると、成績最下位層の人が何がわかっていないのか? が見えてきます。
さて、英語がまったくできない人は何をやるべきなのか? について以下にまとめましたので、ご参考になさってください。
1,教科書の音読
英語というのは音=サウンドのメディアです。言葉の字面=スペリングに意味があるのではありません。音=サウンドに意味があります。したがって、まずは音読するしかありません。これは日本語の古文もまったく同じです。古文はもともとは読み聞かせのメディアでしたから、耳で聞いてしっくりくるような言葉の配列になっています。
英語がまったくできない人は頭=理屈で英語をとらえようとしています。しかし、先にも述べたように、英語は音=サウンドに依存する言語ですから、まずは声に出して読みましょう。カタカナ英語でも構いません。英語ができない人は簡単な教科書の文章であっても、単語すらが読めなかったりします。 ownすらなかったりするのです! まずは音読!
2、主語と述語動詞をまず訳す
より厳密に言えば、英文は前から塊ごとに訳すのが鉄則ですが、英語ができない人にそれを言ってもしかたないので、ここでは主語と述語動詞をまず訳そうと書きました。
英語がまったくできない人であっても、主語がどれで、述語動詞がどの単語か、くらいは分っています。しかし、助詞の扱い方がまずい! これが英語ができない人の特徴です。
主語には必ず「は」「が」という助詞を入れます。述語動詞はいいとして、目的語は必ず助詞「を」を入れます。そういったところが英語ができない人はまったく出来ていません。
助詞というのは、学校で助詞だけを教えてくれることはまずありません。しかし、実は英語も現代文も古文も、助詞を適切に運用できるようにならないと文章が読めるようにならないのです。文章というのは「関係」です。その関係を繋ぐ接着剤のようなものが助詞なのです。主語には「は」「が」、目的語には「を」を必ずつけて訳します。
3,文法は誰かに説明してもらう
説明書きが比較的充実している問題集を使うのは言うまでもありません。しかし、それでもわからないことが必ずあるでしょう。例えば中学生だと、be動詞と一般動詞の違いすら理解してない人がいます。そんなものはいくら参考書を読んだところで理解できるはずもなく、「なぜ?」もなにもなく、とにかく「be動詞とはそういうものなのだ」というのを頭からしつこく言われ続けられないとなかなか定着しません。
なぜ is がbe動詞なのかを知りたければ、大学院に行って勉強するしかありません。日本の教育制度はへんなので高校生まではそんなことはやりません。 is はbe動詞です。以上、終わり、です。それで納得できないのであれば、誰か先生について、「これはこういうものなのだ」というのをしつこく教わるしかありません。英語というのは半分以上は文法という法則を「身体に」覚えこませる教科です(日本の場合は)。「なぜそうなっているのか?」というのは大学院に行けば教えてくれます。
いかがでしょうか。まずは音読。次に一文の主語と述語動詞をとる。さらに文法は、「それはそういうものなのだ」というのを、誰かにしつこくに言われ続ける。その3つのことを半年ほど続けていれば、「まったくできない」から「ちょっとはできる」レベルになります。
余談。先生につくのなら、試験に頻出の箇所をよく知っている先生につくといいです。たとえば、英文を見た瞬間に、試験で空欄にされる前置詞が言えるとか、そのレベルの先生を選んだ方が学習効率はいいです。できれば、定期試験で抜かれるのではなく、入試で抜かれる箇所を知っている先生がベターです。そのほうが勉強に無駄がありません。
※本項は人見読解塾のブログから引用しています。
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