【業界裏話】 家庭教師の悩みごととは?
2025/6/1
本日は日曜なので、肩の力を抜いて余興的なブログを書きます。タイトルは家庭教師の悩みごとです。
おそらく、ほとんどの先生は集客に悩んでおられると思われます。「わたしは特別」と言いたいのでは決してありませんが、おかげさまでわたしは10月まで、マナリンク、人見読解塾ともに満席と相成りました。ありがとうございます。
さて、わたしはクラシック音楽が好きで、新日本フィルのご支援会員になっているほどですが(リハーサルを見たいので)、クラシック音楽の世界も、お客が集まる指揮者と集まらない指揮者がいます。そのちがいを以前、小澤征爾さんがNHKのインタビューで語っていました。
いわく、自分の持っている感じが正直に出ていること。
これがお客さんが納得するか否かのちがい、つまりチケットを買ってくださるか否かのちがいだと――。楽譜どおりに指揮して誰がお金払うの? みたいなニュアンスことをおっしゃってましたねえ・・・・。
ではどうすれば自分がもっている感じが正直に出るのか。これについても小澤さんは語っていました。
いわく、勉強だ、と――。
苦手なレパートリーも得意なレパートリーも、とにかく勉強する。小澤さんは朝の4時に起きて勉強することで有名でしたが、とにかく勉強する。
まったく同じことが家庭教師にも言えるとわたしは思っています。
「感じ」というのは、全身全霊でやらないとにじみ出てこないもので、それをにじませようと思えば、勉強しかない、と、小澤さんは言っているわけです。というわけで、勉強します。生徒のみなさんも勉強してね~(^^♪
この先生の他のブログ
今の高校生は大変で、個性を伸ばせと言われたり、志望理由書に自分らしさを書けと言われたり、さまざまな自己分析を強要されます。まことにかわいそうです。なんとなく流れに乗って30歳くらいに研究テーマがやっと見つかって、 50歳で花開いて、みたいな大器晩成型の人生を社会が歩ませてくれません。かわいそうに。さ...
私は基本的には、夏期講習だけを受ける生徒の募集はしていませんので、この項では、レギュラー生を前提としてお話します。志望校に合格するために夏期講習でやるべきことは、じっくり腰を据えて読解演習をすることです。演習といってもただ漫然と問題を解くのではありません。問題文における文と文の関係を精緻にとる訓練を...
私は学部時代、百人一首の研究でつとに有名な有吉保先生のお弟子さんの古典の授業を受けました。有吉先生はこの本の著者です。その結果、古典の楽しさや豊さを知ったのみならず、それを高校生たちの授業に活かしつつ授業ができるようになりました。学部レベルの古典の授業内容を高校生の授業に盛り込まないと、「古典って何...
先の項で、合格する志望理由書の書き方について申し上げました。すなわち、過去、現在、未来という型で書くのだと申し上げました。もうひとつ重要なことがあります。それは、大学における研究テーマを1行で表すことです。部活の全国大会で優勝したとかといった華々しい戦歴を書いても合格しません。高校時代ボランティアも...