計算間違いを科学する
2025/9/15
夏休み明けの定期テストや実力テストの結果をご家庭からご連絡いただく時期になりました。生徒の皆さま「計算間違いによる失点」はございませんでしたか?もしあった場合には対策を考えられましたでしょうか?「気を付ける!」は対策ではございません。と申しますのも試験中も「気を付けていた」からでございます。「具体的にどのように計算方法を変えるのか」を考えねばなりません。一例を挙げますと三角形の面積で最後に「÷2」を忘れてしまうのであれば先頭に「1/2×」で始めるなど、工夫すればかなり予防ができます。「同じ間違いをしたくない!」と強く思うのであれば、「今から三角形の面積計算は1/2×で始める!」と宣言し、すぐに実行に移していけば良いのです。こういう行動が成長に繋がるのです。「計算なんて小さな話ではないのか?」と思うなかれ。全てに通じます。「どうやったら計算間違いを防げるだろうか」と「どうやったら難しい問題が解けるようになるのだろうか」の次元に大きな違いはありません。一歩ずつ改善し工夫を重ねていくことの本質は同じです。私は「計算ミス」ということばは用いません。「計算間違い」です。何となくですが「計算ミス」と言ってしまうと軽い間違いのように感じてしまい、本質的な対策を考えなくなってしまうからです。「どうやったら防げるかな?」と生徒さまと一緒に考えます。「計算精度と速度の両立は可能」ですので是非追求をお勧めします。必要であれば筋金入りの「改善の精神」で指導いたします!
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