【英語ブログ】文法学習の思考法 なぜその文法になるか?
毎週金曜の英語学習コラムでは、
受験にも日々の勉強にも役立つ「力のつけ方」をお届けしています。
今回のテーマは、
文法学習で最も大切なのに、意外と見落とされがちな視点です。
それは――
問題演習は「正解」より「理由」を重視すること。
文法が伸びない原因は「合っていた」で終わること
英語の文法問題を解いたあと、
「正解だったからOK」
「間違えたけど答えを覚えたから次は大丈夫」
こうして終わってしまう人は少なくありません。
けれど、GMARCHレベル以上になると、
理由を理解していない知識は、ほぼ使えません。
なぜなら
・選択肢がひねられる
・長文の中で判断させられる
・似た形が並ぶ
といった場面が一気に増えるからです。
ここからは、「理由を見る」学習がどう点数につながるのか、
具体例で確認していきましょう。
① 前置詞は「意味の感覚」で判断する
たとえば次の文。
I arrived ( ) the station at 8 a.m.
正解は at。
ですが、「arrive at は決まりだから」で終わるのは要注意です。
前置詞は意味の感覚で整理します。
at:点として捉える場所(駅・空港・建物)
in:広がりのある空間(都市・国・部屋)
on:線・面(通り・日付・表面)
station は「点」として捉える場所だから at。
この説明ができれば、
arrive in Tokyo
arrive at the airport
といった違いも、暗記せずに判断できるようになります。
② 動名詞と不定詞は「意味の向き」を見る
次は多くの受験生が混乱する例です。
I stopped ( ) TV.
ここで答えは2通り考えられます。
watching:テレビを見るのをやめた
to watch:テレビを見るために立ち止まった
違いは形ではなく、意味の向きです。
動名詞(doing):その行為そのもの
不定詞(to do):これから先の目的
「stop + doing」は
→ 今していることを止める
「stop + to do」は
→ 次にする行動が目的
この視点で考えると、
remember / forget / try なども一気に整理できます。
③ 時制は「今とつながっているか」で判断する
最後は、差がつきやすい時制です。
I have lived in Kyoto for five years.
なぜ過去形ではなく現在完了なのか。
理由はシンプルで、
過去に始まり、今も続いているからです。
一方、
I lived in Kyoto five years ago.
これは
「過去の一点」で完結しているので過去形。
時制問題では常に、
いつの話か?
今と関係があるか?
この2点を言葉にできるかが重要です。
文法は「説明できる知識」に変えていく
ここまで見てきたように、
文法問題で本当に鍛えるべきなのは、
✔ 正解かどうか
ではなく
✔ なぜそうなるかを説明できるか
です。
理由が説明できる文法は、
・長文読解で迷わない
・選択肢に振り回されない
・英作文でも崩れない
という強さにつながります。
文法は暗記ではなく、判断の積み重ね。
問題演習ではぜひ、
「なぜこの答えなのか?」
を一言で言えるかを意識してみてください。
その積み重ねが、
受験でも実力として確実に返ってきます。