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【英語ブログ】文法学習の思考法 なぜその文法になるか?

2026/1/2

毎週金曜の英語学習コラムでは、
受験にも日々の勉強にも役立つ「力のつけ方」をお届けしています。

今回のテーマは、
文法学習で最も大切なのに、意外と見落とされがちな視点です。

それは――
問題演習は「正解」より「理由」を重視すること。

文法が伸びない原因は「合っていた」で終わること

英語の文法問題を解いたあと、

「正解だったからOK」
「間違えたけど答えを覚えたから次は大丈夫」

こうして終わってしまう人は少なくありません。

けれど、GMARCHレベル以上になると、
理由を理解していない知識は、ほぼ使えません。

なぜなら
・選択肢がひねられる
・長文の中で判断させられる
・似た形が並ぶ

といった場面が一気に増えるからです。

ここからは、「理由を見る」学習がどう点数につながるのか、
具体例で確認していきましょう。

① 前置詞は「意味の感覚」で判断する

たとえば次の文。

I arrived ( ) the station at 8 a.m.

正解は at
ですが、「arrive at は決まりだから」で終わるのは要注意です。

前置詞は意味の感覚で整理します。

  • at:点として捉える場所(駅・空港・建物)

  • in:広がりのある空間(都市・国・部屋)

  • on:線・面(通り・日付・表面)

station は「点」として捉える場所だから at
この説明ができれば、

  • arrive in Tokyo

  • arrive at the airport

といった違いも、暗記せずに判断できるようになります。

② 動名詞と不定詞は「意味の向き」を見る

次は多くの受験生が混乱する例です。

I stopped ( ) TV.

ここで答えは2通り考えられます。

  • watching:テレビを見るのをやめた

  • to watch:テレビを見るために立ち止まった

違いは形ではなく、意味の向きです。

  • 動名詞(doing):その行為そのもの

  • 不定詞(to do):これから先の目的

「stop + doing」は
→ 今していることを止める

「stop + to do」は
→ 次にする行動が目的

この視点で考えると、
remember / forget / try なども一気に整理できます。

③ 時制は「今とつながっているか」で判断する

最後は、差がつきやすい時制です。

I have lived in Kyoto for five years.

なぜ過去形ではなく現在完了なのか。

理由はシンプルで、
過去に始まり、今も続いているからです。

一方、

I lived in Kyoto five years ago.

これは
「過去の一点」で完結しているので過去形。

時制問題では常に、

  • いつの話か?

  • 今と関係があるか?

この2点を言葉にできるかが重要です。

文法は「説明できる知識」に変えていく

ここまで見てきたように、
文法問題で本当に鍛えるべきなのは、

✔ 正解かどうか
ではなく
✔ なぜそうなるかを説明できるか

です。

理由が説明できる文法は、

・長文読解で迷わない
・選択肢に振り回されない
・英作文でも崩れない

という強さにつながります。

文法は暗記ではなく、判断の積み重ね
問題演習ではぜひ、

「なぜこの答えなのか?」
を一言で言えるかを意識してみてください。

その積み重ねが、
受験でも実力として確実に返ってきます。

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