英語が苦手なフランス人とタイ語で会話を試みる
モロッコのアガディールというところにしばらく滞在した時、フランス人のおじ様と朝食が一緒になりました。
私のフランス語は、ビギナーレベルで、会話はわりと聞き取れるけど、ほぼほぼ話せない感じです。「英語話しますか?」と聞くと「いやいや」という感じ。そのままフランス語でいろいろ言われて、一応この方がタイに長く住んでいたことがわかったので、フランス語よりは自由に使えるタイ語で少し話しはじめました。
日本人とフランス人がタイ語で話していると想像してください。シュールです。
その前の日には日本語より英語が得意なトルコ人と日本語で話し、英語よりアラビア語の得意なイタリア人とイタリア語で話しながらモロッコを観光していたばかりです。
もう、頭の中の言語の棚がごちゃごちゃになっています(笑)。
ところが、タイ語で会話を始めた途端に、面白いことが起きました。おじ様が英語を話し始めたのです。
恐らく英語の方がまだ、タイ語より得意だったのだと思います(笑)。「🇺🇲無理だ‼️」が「🇹🇭もっと無理だ‼️」と比較していたら、無理じゃなくなった、という感じですね。
ラテン語や古代ギリシャ語を勉強した時も思いましたが、敢えて「こっちのほうがさらに難しい」という言語を少し学ぶことで、英語への苦手意識や抵抗が減るのではないかな、と思います。
イタリア語の語尾の性別や単複などは「学んでいるのが英語で助かった」という気持ちになる学びの一つです。
英語が広まった背景には、植民地化も当然ながら、ルールを覚えればわりと簡単に使える利便性があったことも影響しているのではないかと思います。
人生の経験もちょっと似たところがあって、「これが最悪だ」と思ったら逆に「これ以上ひどくはならないな」と思えるので、他に何があっても、意外と動揺しなくなります。
とにかく、「無理だ」は意外と無理じゃない、ということで。
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