オンライン家庭教師マナリンク
国語

文章を絵にする

2023/6/6

「絵本を読むのは好きだけど、文字だけの本はあまり読もうとしない。」

そういったお子様の様子を教えていただくことがあります。

『文章を絵にする』という課題を授業で行うようになったのは、生徒さん達に読書を楽しいと感じてもらうにはどうすればいいのだろうと考えたのがきっかけでした。

たとえば、私たちが物語を読んで内容を理解し、かつ楽しいと感じるとき、頭の中で文字という記号を絵なり図なり、自分にとって意味のある何かに置き換えているのではないでしょうか。つまり文字を読むだけで“楽しい”と感じるには、文章から場面の情景などをイメージする力が必要だと考えたのです。

実際に取り組んでみると、最初に期待したことの他にもさまざまな効果があることに気づきました。最近では「文を絵にする」方法をいろんな形で授業に取り入れています。

以下に、生徒さん達と取り組んでいる課題や、その効果を記しました。ご参考になりましたら幸いです。

①勉強っぽくなくて楽しい!!

「絵を描きましょう」というと、なんか楽しいことができると感じてくれるようです。この「楽しい」という感覚がとても大切です。もちろん、絵がうまいか下手かは問題ではないので、最初に私が棒人間みたいな下手な絵を見本として書くなどして「こんなのでもいいよ~」と安心してもらいます。

②何度も読み返す。

日頃は読み飛ばしをしがちな生徒さんも、文章を絵にしようとすると、何度も「抜けているところはないか」と文を読み直して確認します。きちんと文章を読む習慣に結び付けていきたいと思っています。

③わかったことと、わかっていないことがはっきりする。

わかっていないことは絵にできません。したがって、物語文の一場面や説明文の実験方法などを絵にしてもらうと、生徒さんの理解できていない個所がよくわかります。そこを話し合うようにすると、生徒さんの理解が深まります。

④考えを整理できる。

「好きなゲームについてどんなところが面白いのかを紹介してみて。」「読んだ本の感想を絵と短い言葉で書いてみて。」などと提案して紹介図(短いコメントや関係を表す矢印などを入れる)を書いてもらいます。膨大な情報の全てを絵にすることはできませんので、必要な情報を選択することになります。その過程で自分の考えを整理してまとめる力がつきます。

⑤自分の考えを伝える力がつく。

④で作った図をもとに、自分の考えたことやお話のあらすじを伝えてもらいます。そうすると、図や絵のない時に比べて、とても上手に話すことができます。また、この図を下書きメモとして活用し、作文を書く作業へとつなげていくこともあります。


☆文章を読んでわかりにくいと感じた時に、絵や図にしながら情報を整理して考える習慣は、算数の文章問題でも役立ちます。今後も楽しみながら力をつけていけるように、授業の中で取り入れていきたいと思っています。

このブログを書いた先生

このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら

国語のおすすめの指導コース

現代文の月額コース
【高校】国語(現代文)コース
無料体験あり
【高校】国語(現代文)コース
24,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
高校1〜3年生、浪人生
  • 読解力を上げたい方
  • 現代文の勉強方法が分からない方
  • 模試やテストで点数を上げたい方
コースの詳細を見る
国語(中学生)の月額コース
内申点を上げる!授業と定期テスト対策[中学国語]
三者面談あり
タイプ別
無料体験あり
内申点を上げる!授業と定期テスト対策[中学国語]
18,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
中学1〜3年生
  • 国語の成績を上げたい方
  • 内申点の付け方を知りたい方
  • 国語の定期テストの勉強方法が分からない方
コースの詳細を見る
国語(小学生)の月額コース
【小学校高学年】読解力伸ばす方法:自宅で簡単トレーニング講座
三者面談あり
無料体験あり
【小学校高学年】読解力伸ばす方法:自宅で簡単トレーニング講座
25,000円/月
1回60分(月4回(週1回目安))
小学4〜6年生
  • 文章の読み取りに時間がかかる、答え方が分からない小学生
  • 本読みや漢字など学校でやっていても、テストで点数が取れない小学生
  • 中学受験を見据えて読解力を基礎から鍛えたい小学生
コースの詳細を見る
国語(中学生)の単発/短期コース
国語文法 中学生 向け
無料体験あり
国語文法 中学生 向け
20,000円
45分(全6回)
中学1〜3年生
  • 中学生で現代語の文法がよく理解できない生徒さん
  • 現代語において品詞とは何かすらわからない生徒さん
  • 自立語とか付属語とか全く不明な生徒さん
コースの詳細を見る
国語(小学生)の単発/短期コース
漢字が苦手な小学生のための、ゆっくり漢字サポートコース
無料体験あり
漢字が苦手な小学生のための、ゆっくり漢字サポートコース
24,000円
30分(全4回)
小学1〜6年生
  • 学校の勉強がとにかく苦手な生徒さん
  • 書くことのきっかけ作りがほしい生徒さん
  • 自分のペースでゆっくり学習をすすめたい生徒さん(受験指導はしておりません)
コースの詳細を見る

国語のブログ

本文を読むだけでも力がつきます!

こんにちは、講師のニシオカです。現代文の読解は、大人であってもかなり大変です。評論タイプのものから、随筆に近いもの、(注釈はあるものの)やや専門性があるもの、など様々だからです。言語論もあれば、文化比較、音楽学の定義について、宇宙の成り立ちに関わるもの、最新の医療技術に関する提言、などなど、内容もとても幅広いですね。大人の私たちは、これまで見聞してきた情報の多さから「これは以前聞いたあれとつながる内容だな」「この具体例はこういうのがあるな」と、理解の補足をしながら読めますが、まだ人生経験の少ない10代の若者には、その方法は使えません。そこで、問題集などでの演習の多さが国語の読解力にもつながりま...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/10/19

音読の効果は偉大なり!

こんにちは、講師のニシオカです。文章を読んでいるのに、内容がなかなか頭に入ってこない!という経験、ありませんか?その場合、もちろん「内容そのものが難解だから」という原因もありますが、中高生の授業をしていて私が常々思うのは、「読んでいるつもりだけど、読んでいないのではないか」ということです。人の脳は実にさまざまなことを同時にやっていますし、私たちの現代社会生活は「ながら作業」を可能にする、実に効果的なツールがあふれています。ただ、そのことが、文章を読むことへの集中度を下げていると、私は感じています。文章を読みながらも、「このあと○○をしよう」「あぁ、○○食べたいなあ」「最近疲れがたまっているなあ...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/10/19

小学生の算数が伸びないとき、計算練習を増やす前に確認したいこと

「毎日計算ドリルをやっているのに、テストの点数が上がらない」「計算はできるのに、応用問題になると止まってしまう」こうした相談を受けることがあります。こんにちは。算数・数学の指導に35年以上携わってきた、きゅうご先生です。算数が苦手なお子さんに、さらに計算練習を増やすことが必ずしも効果的とは限りません。算数には、言葉を理解する力も必要です例えば、次の問題を考えてみましょう。「赤いリボンは24cmです。青いリボンは赤いリボンの3倍の長さです。青いリボンは何cmですか」この問題で大切なのは、24×3を計算できることだけではありません。「3倍」という言葉の意味を理解し、何と何を比べているのかを捉える必...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/10/10

音読のすすめー本格的な読解に進むための下準備としてー

国語がとても苦手なお子様の場合、音読がうまくできるかを確かめることをお勧めします。読み間違いがある、読み飛ばしをする、書いてある言葉を別の言葉に言い換えてしまう、たどたどしく変なところで区切って読むといった様子が見られる場合は、文章を十分に理解して読めていない可能性があります。そんなときは、まず音読の練習をしっかり行いましょう。音読には、次のような効果があります。・ スムーズに読めるようになると、意味を考える余裕が生まれます。たどたどしい読みのままでは、意味を考えるところまで行き着きません。・繰り返し読むことで、文章の内容が定着しやすくなります。・ 文の構造を捉えやすくなります。・ 言葉や表現...続きを見る
西川の写真
西川オンライン家庭教師
2026/10/8

算数の文章題が苦手な子は、国語でつまずいていることがある

「計算はできるのに、文章題になると急に分からなくなる」そんなお子さんは少なくありません。保護者の方から見ると、「算数が苦手なのかな」と思いやすいのですが、実際には計算力ではなく、問題文を読むところで止まっていることがあります。文章題では、・何が分かっているのか・何を聞かれているのか・どの数字を使うのか・どんな式にすればよいのかを順番に整理する必要があります。この「読む・整理する・考える」という力は、国語の読解でも使う力です。だから私は、算数と国語を別々に考えすぎないようにしています。たとえば国語で文章を読むときにも、「誰の話なのか」「何が起きたのか」「大事な言葉はどこか」「答えの根拠はどこにあ...続きを見る
きゅうごの写真
きゅうごオンライン家庭教師
2026/9/26

読解力をあげるには

こんにちは、講師のニシオカです。国語に欠かせない読解力をあげるって、難しいですね。「あげよう!」と思っただけでは、もちろんあがるはずもありませんし、かといって、練習量に比例してあがってくれるものでもありません。私が受講生におすすめするのは、「筆者の熱量」を意識することです。「読まれたい」「理解されたい」と思って筆者は書いているわけなので、その熱量がさまざまな工夫となって、文章に散りばめられています。①具体例(より分かりやすくするために効果大)②比較対象(他のものを比べることで、注目してほしい点がより際立ちます)③疑問文(ただの疑問よりも、反語【~か、いや・・・】であることが多い)などの工夫に気...続きを見る
ニシオカの写真
ニシオカオンライン家庭教師
2026/9/24

この先生の他のブログ

西川の写真

音読のすすめー本格的な読解に進むための下準備としてー

2026/10/8
国語がとても苦手なお子様の場合、音読がうまくできるかを確かめることをお勧めします。読み間違いがある、読み飛ばしをする、書いてある言葉を別の言葉に言い換えてしまう、たどたどしく変なところで区切って読むといった様子が見られる場合は、文章を十分に理解して読めていない可能性があります。そんなときは、まず音読...
続きを読む
西川の写真

計算ミスをふせごう!(中学数学)

2025/6/23
計算ミスを防ぐにはどうすればよいのでしょう。気合、根性、集中力…?ここでお話しするのはそういうことではないですが、やはり「ミスを減らすぞ!」と心に決めることは大事だと思います。その上で、間違えた問題を見返して、自分のミスのパターンを分析してみてください。そして、ミスしやすいところに「見える化」の手立...
続きを読む
西川の写真

絵本の読み聞かせ方について

2023/10/13
皆さんはお子さんにどのように絵本を読み聞かせておられますか。私の国語の授業では、小学生の生徒さんによく絵本の読み聞かせをしていますが、ある時からそのやり方を変えました。絵本を読みながら、もしくは読んだ後に生徒さんと積極的に対話するようにしたのです。私は若い頃に幼稚園に勤めていました。当時、絵本の講習...
続きを読む
西川の写真

漢字を楽しく!!

2022/11/15
「何回書いても、なかなか覚えられない。」「漢字が苦手。」そんな生徒さん達に、どうすれば漢字の学習を好きになってもらえるか、そして苦痛にならずに覚えてもらえるか。いろいろ模索していて見つけたのがこの一冊です。↓↓学校の先生に向けて書かれている内容なのですが、オンラインの授業でも使えそうな楽しい活動が載...
続きを読む