#108 『ジーニアス英和辞典 第6版 机上版[WEB辞書付]』入手!
2023/4/27
いよいよ『ジーニアス英和辞典』の最新版である第6版の机上版を入手しました!
通常版は去年の11月に、そして革装版は先月発売されていましたが、私は机上版が欲しかったのでずっと待っていました📖
机上版とは何かというと、通常のサイズよりも一回り大きいサイズを言います。サイズ的に携行は無理で、専ら机の上に置いて使われることから「机上版」というわけです。
サイズが大きいことの何がメリットかというと、辞書の場合は「文字が大きくて見易い」ことがメリットとなります。
一方でデメリットもあります。それは、サイズが大きいということはそれだけ重いということです。
そうすると、通常版か机上版かの選択は、「軽さを取るか見易さを取るか」ということになります。幸い、今回買った机上版は片手でも持てる重さですが(1.5kgくらい?)、人によっては取り扱いしづらいと感じるかもしれません。
ちなみに、今本屋さんで売っている学習英和辞典の中で、机上版が販売されているのは『ジーニアス英和辞典』だけのようです。(『ウィズダム英和辞典』は一つ前の版の時は机上版が売られていたが、最新版には机上版は無い。)
前の版との大きな違いは、「つなぎ語の解説」「英語史Q&A」「語のしくみ」の3点のようです。少しずつ目を通しながら、これらの点についてまた機会を改めてご紹介したいと思います。
通常版・革装版の購入者は、「シンプルWEB辞書」をオンラインで利用することができますが、この「シンプルWEB辞書」は、語義・発音を調べることはできるものの、用例やコラムは表示されないようです。
一方で、机上版の購入者には、紙辞書の情報が全部収録された「WEB辞書」を引けるようになるという特典が付いてきます。(机上版の価格が通常版の価格の2倍以上なのは、この特典があるからなのでしょう。それにしても価格が1万円近くとは高い・・・)
最新版の項目数は前の版から1,000ほど増えたにもかかわらず、ページ数は約50ページ減っているようです。辞書の改訂とは、新語・新語義の追加というプラスの側面だけではありません。紙の辞書は紙数を無制限に増やしていくことはできないため、新しい情報の追加の裏では既存の情報の削減が行なわれることになります。これが、辞書においては「進化」が一概に「進歩」を意味するわけではない所以でもあるのですが、この点についてもいずれ考えてみたいと思っています。
この先生の他のブログ
早いもので秋ももうすぐ終わり、冬が間もなくやって来ます。冬はインフルエンザなどの感染症が流行する季節ですが、ここでは日本に住む外国人向けに日本での予防接種について書かれた記事を読んでみます。英文中のところどころで日本語が登場しますが、ヘッドラインにあるように、この記事の目的の1つが「外国人に日本での...
「秋の日は釣瓶落とし」と言われますが、日が暮れるのもめっきり早くなりましたね。夕日が空を照らしている時間帯(=日が落ち始めて夜になるまでの間の時間帯)を日本語では「夕方」と呼び、これに当たる英単語はeveningであると多くの日本人が思っています。evening=夕方night=夜この理解だと、ev...
旧1万円札の顔であった福沢諭吉の故郷である大分県中津市は、風光明媚な渓谷である「耶馬(やば)渓」が有名です。ここは秋の紅葉も見応えがあるとのこと。まさにこれからが観光シーズンのようです。* * *<sub style="color: rgb(192, 0, 0);">➀</sub>T...
あれほど暑かった夏もどこへやら。急に涼しくなり、秋が感じられるようになりました。今回は、宮崎県の生駒高原へと旅します。ここは10月頃にコスモスが見頃を迎えるそうです。* * *<sub style="color: red;">➀</sub>It was supposed to be...