#159 英語のジョーク➅
2025/5/23
古典的手法?
A basic principle for door-to-door salesmen is: after you knock and the lady comes to the door, you ask, “Miss, is your mother in?”
戸別訪問販売員の基本原則。玄関のドアをノックして夫人が出てきたら、「お嬢さん、お母様はご在宅ですか?」と尋ねること。
日本もどちらかと言うとイギリス的?
Hawaiian: In Hawaii we always have fantastic weather throughout the year.
Briton: Then how on earth do you start a conversation with a stranger?
ハワイ人「ハワイでは1年を通してすばらしい天気なんです」
イギリス人「じゃあ、いったいどうやって他人との会話を始めるのですか?」
※1日のうちでも天気の変わりやすいイギリスでは、「2人のイギリス人が出会うと、まず天候の話をする」と昔から言われている。
教育熱心過ぎた親
Bill: It’s true that television causes violence.
Jill: Why do you say that?
Bill: Because every time I switch the television on my dad hits me.
ビル「テレビが暴力を生み出すというのは本当だよ」
ジル「なんでそう思うの?」
ビル「だって、僕がテレビをつけると、パパは必ず僕のことをぶつんだから」
※こうしたジョークを楽しむ上ではどうでもいい話だが、無冠詞のtelevision(不可算名詞)は「テレビ放送」、the television(可算名詞)は「テレビ受像機」。どちらも日本語では「テレビ」となるが、こうした意味の微細な違いに気付くセンスを養うことができるのが、英語教育の日本語教育的側面。(ついでに言っておくと、こうしたことばのニュアンスにこだわる教育はおそらく国語教育ではまずなされることはない。)
luckyな黒猫
Son: Dad, there’s a big black cat in the dining room.
Dad: Don’t worry. Black cats are lucky, son.
Son: I’ll say. This one just ate your dinner.
息子「パパ、ダイニングルームにおっきな黒いネコがいるよ」
パパ「心配しなくていいよ。黒いネコは幸運の証だからね」
息子「そうだね。そのネコたった今パパの夕飯を食べたからね」
※I’ll sayはYesの意味の会話表現(今ではやや古い言い方)。Dadの言ったluckyに二重の意味があるからこそ、この笑い話は成立している。
ⓐa lucky man「幸運な男」
このluckyはhaving good luckの意味。manがgood luckを持っていることになる。
ⓑa lucky charm「お守り」
このluckyはbringing good luckの意味。charmがgood luckを持っているわけではなく、charmが人にgood luckを与えるということ。Dadは「黒いネコは人間に幸運をもたらす」というつもりでluckyを使ったのだが、Sonは「ダイニングルームにいる黒いネコ自身が幸運だ」という意味でluckyを解釈した。残念ながら、日本語にはたぶん同じ見た目でこの2つの意味を表せる表現は無いので、日本語訳は難しい(+o+)
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