#1 英語学習は「旅」である!
2021/4/27
旅に出る前に、私たちはまず「行き先」を決めます。
それから、旅をするのに必要な準備を始めます。3泊するから着替えはこれくらい用意して、新幹線とホテルの予約をして、ガイドブックで訪れたい観光スポットをチェックして、そうそうスマホの充電器も忘れないようにして…
もちろん、旅先では思いもしなかったアクシデントに見舞われます(それが時に旅の醍醐味となるのですが)。でも、入念な準備をしていればしているほど、旅先での無用な心配事は少なくて済みますし、旅という非日常を満喫することができます。
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なぜ旅の話を始めたかというと、それが「英語の勉強」にとてもよく似ているからです。
英語の勉強でも、まずは「行き先(目標)」を決めましょう。
もちろんほとんどの人にとっては、英語学習の目標は「受験」だと思います。私もそうでした。
でも「受験」だと漠然としていてどのように勉強すればいいかイメージが湧きませんよね。
一度、(できたら自分の志望校の)入試問題を覗いてみてください。
ほとんどの入試問題では「長文」が中心的な位置を占めています。つまり、受験生は長文問題ができなければ入試の英語で高得点は取れないのです。
そこで、英語学習の目標は、「受験」というぼんやりしたものから、「長文」というより具体的なものへとイメージを結び始めます。(旅行で言えば、行き先が「ヨーロッパ」から「フランス」になった感じでしょうか。)
さて、「目標」が具体的になってきたので、次は「準備」をしなければなりません。旅でもそうですが、「持って行く物(道具)」と「経路」を決めることは極めて重要です。ここで間違えてしまったら、せっかくの楽しい旅も台無しになりかねません(下手をしたら目的地にたどり着けないかもしれません)。英語学習の「道具」とは「参考書」「問題集」「辞書」「文法書」の類で、「経路」は「勉強法」です。
あなたがふだん使っている「英語学習の道具」や「英語の勉強法」は、あなたの「英語学習の目的」に本当に適したものでしょうか?勉強とは、とにかく量をやれば、時間を費やせばできるようになるものではありません。自分に適した道具を使い、正しい勉強法を実践しなければ、なかなか学力は上がらないのです。(海に行く格好で冬山に登りに行くのが無謀であることは誰にでも分かると思いますが、受験の世界ではそういったことはややもすると起こってしまうのです…)
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英語学習という旅に出る前に、まずは行き先(目標)を見据え、それから入念な準備(適切な道具を揃えて正しい勉強法を知る)をしましょう。それさえしておけば、旅先で大変な目に遭う可能性はずっと低くなります。
次回からは、英語学習で皆さんを支えてくれる頼もしい学習ツールについてお話ししていきたいと思います。
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