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英語

#13 授業では習わない「記号」のお話~アポストロフィー編~

2021/5/4

アポストロフィー(’)はよく見かける記号だと思います。

I’m

isn’t

Bob’s house

10 o’clock

in ’11 (=in 2011)

rock ’n’ roll

実はアポストロフィーは、別名を「省略符号」とも言います。つまりアポストロフィーのところでは何かが省略されているというわけです。

I am の縮約形であるI’mでは、アポストロフィーはaの文字が省略されていることを示しています。

is notの縮約形であるisn’tでは、oの文字が省略されているのでアポストロフィーが使われているわけです。

名詞の所有格を表す’sは、昔の英語ではesと書かれていました。eが省略されて、代わりにアポストロフィーが置かれるようになったわけですね。

(昔の英語)Bobes house「ボブの家」

(今の英語)Bob’s house

「~時」を表すo’clockでも、何らかの省略が起きていることになります。

10 of the clock→10 o’clock

of theが一気にo’に縮まってしまったわけですね。ついでに、このo’clockという表現は「正時(しょうじ)」にしか使えないことも知っておいてください。つまり「~時0分」の時にしか使えないのです。なので、10 o’clockは「10時0分」を指していることになります。

×at 10:05 o’clock

○at 10:05

西暦を略記する時にもアポストロフィーが使われます。西暦2011年を略して’11とするような書き方は日本でもよく見られますね。

rock ’n’ roll「ロックンロール」では、nの前後2ヶ所にアポストロフィーがあります。つまりこの2ヶ所で省略が起こっているわけです。この単語は実はrock and rollから来ています。andが’n’になってしまったわけですね。ちなみに、rock and rollという表現は、My Baby Rocks Me with a Steady Rollという歌から取られたものだということです。このrockは「岩」ではなく「体を揺らす」という意味です。「ロッキングチェア(rocking chair)」もこの意味のrockから来ています。

 

省略を表すアポストロフィーも、長い年月が経つと書かれなくなってしまうことがあります。

「飛行機」を意味するplaneは、昔は’planeと書かれることがありました。元々の形はaeroplaneで、aeroがアポストロフィーに代わり、さらにそのアポストロフィーも消えてしまったのがお馴染みのplaneなんですね。

もう1つ似た例を。私たちに身近な乗り物であるbusも、昔は’busと書かれることがありました。いったい何が省略されたのでしょう?この単語の元の形はomnibusでした。omni-は「全て」という意味を表します。つまりomnibusとは「全ての人のための乗り物」という意味だったんですね。omniがアポストロフィーになり、そのアポストロフィーが消えてできたのがbusなのです。

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