#14 授業では習わない「記号」のお話~ハイフン編~
まずは「ハイフン」と「ダッシュ」の違いに注意してください。
- ハイフン
― ダッシュ
ハイフンはとても短い横棒で、ダッシュはある程度長い横棒です。
今回の主人公は「ハイフン」です。ハイフンは「2語以上の語をつなげて1語にする」時に使われます。
twenty-one
数字の21を英語で書くとこのようになります。ハイフンを使わないでtwenty oneと書くと間違いです。十の位と一の位をハイフンでつなげて1語にしているのですね。21から99までの数字(ただし30、40のような一の位がゼロのものは除きます)を英語で書く時は注意しましょう!
He is my father-in-law.
father-in-lawは「法律上の父親」つまり「義理の父」のことです。これもハイフンを使うことで、father-in-lawを1つの語にしています。
give-and-take
これはそのまま「ギブアンドテイク」として日本語にもなっていますね。訳すなら「もちつもたれつ」といったところでしょうか。
merry-go-round
遊園地で乗ったことがあるのではないでしょうか?merryは「楽しい」、go roundは「くるくる回る」。
I suppose that’s a user-friendly gadget.
このように、ハイフンでつながれた語が直後の名詞を形容詞的に修飾することはよくあります。userとfriendlyがハイフンで合体して「ユーザーフレンドリーな(=使いやすい)」という意味のかたまりになって、それが後ろの名詞のgadget「ガジェット」にかかっているのです。ちなみに「ガジェット」とは「小さな機械」のことを言います。スマホや電卓などは典型的なガジェットです。
a man-eating shark
manとeatingがハイフンで合体しているわけですが、意味的にはmanが目的語でeatingが他動詞であることに注意してください。つまり、
×a man(S)-eating(V) shark 「人間が食べるサメ」
と考えるのではなく、
○a man(O)-eating(V) shark 「人間を食べるサメ(人食いザメ)」
と考えるのが正しいのです。
self-help
これも意味的には
×self(S)-help(V) 「自分が助けること」
ではなくて
○self(O)-help(V) 「自分を助けること」
と考えるべき表現です。「自分を助けること」とは、まさに日本語で言う「自助」のことです。「他人に頼らずに、自分の問題は自分で解決すること」を言います。
最後に、受験でも問われやすい表現を見ておきましょう。
a five-year-old girl
fiveとyearとoldの3語がハイフンで1つに合体して、全体で形容詞になって名詞のgirlを修飾しています。「5歳の女の子」と訳せばOKです。注目してほしいのは、yearが「単数形」になっている点です。ふつうなら複数形にして
The girl is five years old.
のように書くべきですが、ハイフンでつながれたfive-year-oldは全体で「形容詞」なので、複数形は使えなくなる点に注意してください。
長文などでハイフンでつながれた語を見たら、全体で1つの語と認識して考えると分かりやすくなると思います。
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