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英語

#55 『賢者の贈り物』(オー・ヘンリー)③

2022/1/4

       “You’ve cut off your hair?” asked Jim, laboriously, as if he had not arrived at that patent fact yet even after the hardest mental labor.

      “Cut it off and sold it,” said Della. “Don’t you like me just as well, anyhow? I’m me without my hair, ain’t I?”

      Jim looked about the room curiously.

      “You say your hair is gone?” he said, with an air almost of idiocy.

      “You needn’t look for it,” said Della. “It’s sold, I tell you — sold and gone, too. It’s Christmas Eve, boy. Be good to me, for it went for you. Maybe the hairs of my head were numbered,” she went on with sudden serious sweetness, “but nobody could ever count my love for you. Shall I put the chops on, Jim?”

laboriouslyは「時間と努力を費やした末に」といったニュアンス。ここでは「やっと、ようやく」。patent=obvious。

(I) Cut ~の省略。

anyhow=anyway=in any way。ここのanyhowは文頭のn’t (=not)と結びついて否定を強調している。I can’t open this can anyhow.「この缶をどうしても開けられない」。

ain’tは「am/is/are not」の短縮形で口語的な表現(非標準的と考える人もいる)。ここも文法的に正しいのはam I notだが、これはあまりにも堅苦しい表現で、夫婦間の会話にはそぐわない。

curiouslyは「何かを知りたがって」という意味。

air「様子、態度」。idiocyに相当する日本語の「白痴」は、今の時代では使用が避けられるため、翻訳でも別の表現を使っているものもある。

I tell youは「(信じられないかもしれないけど)本当なんだよ」といったニュアンスで使われる会話表現。That’s exactly what she said, I tell you!「それが正に彼女の言ったことなんだ。本当なんだよ!」

このboyは「間投詞」。ここではたしなめるニュアンスで使われている。「ねえ、今日はクリスマスイブよ」。

後ろにtoが来ているgoodはkindの意味。She is good (=kind) to elderly people.「彼女はお年寄りに優しい」。forは接続詞で「理由」を表す。it (=my hair) went for youのwent forは熟語ではなく、「wentなくなった+forために」と考える。ブログ#54の㊷で出てきたwent forとも違う意味であることに注意。

the hairs of my head were numberedは、新約聖書マタイ伝10章30節の

even the very hairs of your head are all numbered「あなたがたの頭の毛さえもみな数えられている」

を下敷きとした表現。nobody could ever ~のcouldは仮定法過去形。no-+ever→never。

put the chops onのput ~ onは熟語だが、辞書を引く前に自分で意味を推測してほしいところ。「put置く+on接触」と考え、骨付きの厚切りの肉(the chops)を何と接触(on)するように置く(put)のかを考える。ブログ#54㉝でthe frying-pan was on the back of the stove hot and ready to cook the chops「フライパンは焜炉の後ろに温められた状態で置かれていて、骨付きの厚切りの肉を調理する用意ができていた」と書いてあったことから、まだ肉は調理されていないことを考え合わせると、put the chops onのonは「焜炉の火との接触」以外に考えられない。put the chops on=cook the chops。

      Out of his trance Jim seemed quickly to wake. He enfolded his Della. For ten seconds let us regard with discreet scrutiny some inconsequential object in the other direction. Eight dollars a week or a million a year — what is the difference? A mathematician or a wit would give you the wrong answer. The magi brought valuable gifts, but that was not among them. This dark assertion will be illuminated later on.

Jim seemed quickly to wake out of his trance.の下線部が文頭に移動した倒置構文。quicklyは左のseemedではなく右の不定詞to wakeを修飾。trance「呆然自失」。

enfold=embrace「抱き締める」。

let us=let’s。regardは他動詞であるという意識があれば、with discreet scrutinyの後ろの名詞がその目的語であると考えられるのが、英語の学力があるということ。discreet「慎重な」。 scrutiny「観察、調査」。inconsequential=unimportant。in the other direction「反対方向の」は、今から考えようとしている問題が、物語の本筋とは無関係であることを示している。

Eight dollars a weekはブログ#53⑫に対応していると思われる。Eight dollars a week or a million a year「週に8ドル(の家賃を払う暮らし)と年に100万ドル(の家賃を払う暮らし)」。

wit「機知に富んだ人」。

the magiはこの物語の題名にも使われている語だが、詳しい説明は次回のブログに譲る。that was not among themのthatは⑯の疑問文に対する答えを、themはvaluable giftsを指す。

dark assertion「分かりにくい言説」。darkは「暗い」→「分かりにくい」と意味が発展。illuminateは元々は「明るくする」の意味(名詞形illuminationが「イルミネーション」の語源)で、それから「解明する」と意味が広がった。dark「暗」↔illuminate「明」のイメージの対比に注意。

      Jim drew a package from his overcoat pocket and threw it upon the table.

      “Don’t make any mistake, Dell,” he said, “about me. I don’t think there’s anything in the way of a haircut or a shave or a shampoo that could make me like my girl any less. But if you’ll unwrap that package you may see why you had me going a while at first.”

関係代名詞thatの先行詞はよく文意を考えて決定しないといけない。先行詞はanything。makeは使役動詞。any lessは難しいが、こうした表現を誤魔化さずにちゃんと説明してくれるのが受験英語の真骨頂。anyは「不定の程度(in any degree)」を表す。敢えて日本語に訳せば「いくらか」。lessはlittleの比較級で「より少なく」。any less「(いくらかでも)より少なく」。

There is not anything that makes me like my girl any less.「自分の彼女をいくらかでもより少なく好きにさせる物事は無い」→「何があっても自分の彼女を少しでも嫌いになることはない(=愛情は変わらない)」

本文では、Jimは「自分の彼女(=Della)の身なりによって自分の愛情がいくらかでも減ったりすることはない(=愛情は変わらない)」と言っている。

「条件のif節内の動詞は、未来のことでも現在形にする」というのは中学英語でも学ぶ超重要規則だが、これには例外がある。条件のif節内でwillが使われている時、そのwillは「意志未来」あるいは「依頼」を表わす。

If you will pass the exam, study hard.

上の英文は「もし試験に受かるつもりがあるなら、一生懸命勉強しなさい」と訳すことになる。もしこの英文を

If you pass the exam, study hard.

のようにif節内の動詞をただの現在形にしてしまうと、「もし試験に受かったら、一生懸命勉強しなさい」という意味になり、内容的に不自然になる。if節内のwillが「依頼」を表すのは、

If you will help me, I will help you, too.「私を手伝ってくれるのなら、私もあなたを手伝います」

のような例文である。if節内にwillを使うことで、「私はあなたに手伝ってほしい」という気持ちが表れることになる。もしこの英文を

If you help me, I will help you, too.

と書くと、「私を手伝ってほしい」という気持ちは消えることになる。本文のif you’ll unwrap that packageのwillも「依頼」を表していると考えることができる。「その包みを開けてみてくれ。そうすれば~」。see (=understand) why ~「なぜ~なのかが分かる」。had me goingのgoが何を意味しているのかは文脈から正しく推測できないといけない。Jimはアパートに帰ってきてから一歩も外に出ていない以上、このgoを「行く」と訳すのはもちろん不可。確かにJimの「体」はアパートから一歩も出ていなかったが、ではJimの「心」は?you had me going全体も訳しにくいが、「have=持っている」という原義に立ち返れば意外と簡単に分かる。you (S) had (V) me (O) going (C)と第5文型として捉え、「私が呆然としているという事態をあなたは持った」と考える。「事態を持つ」とはつまりは「経験する」ということ。We had water dripping through the ceiling.「私たちは天井から水が垂れてきているという事態を持った」→「天井から水が垂れていた」。a whileは副詞(=for a while)。

      White fingers and nimble tore at the string and paper. And then an ecstatic scream of joy; and then, alas! a quick feminine change to hysterical tears and wails, necessitating the immediate employment of all the comforting powers of the lord of the flat.

White fingers and nimbleは難しい。このandは「しかも、それも」というニュアンスで補足説明を導入する用法。He said so, and in our presence.「彼はそう言った。しかも我々の目の前で」。White fingers and nimble (fingers)と補って読む。「白くてしかも動きの素早い指」が直訳。toreはtearの過去形。他動詞tearと自動詞tearのニュアンスの違いも難しい。

ⓐHe kicked a ball.「彼はボールを蹴った」

ⓑHe kicked at a ball.「彼はボールに蹴りかかった」

ⓐのkickは他動詞、ⓑのkickは後ろに前置詞atがあるので自動詞。他動詞のkickは「蹴るという動作の完了」を含意するが、自動詞のkickはそうではない、というニュアンスの違いがある。つまりⓐは「彼の足はボールに接触してボールは遠くに飛んで行った」ことを表しているが、ⓑは「彼の足はボールを目がけて蹴りかかった」ことを述べているだけで、実際に足とボールが接触したかどうかについては何も言っていないことになる。有名な諺「溺れる者は藁をもつかむ」は英語のA drowning man will catch at a straw.の翻訳だが、このatも同じニュアンスを表している。catch a strawだと「実際に藁を手でつかむ」ことになるが、catch at a strawなら「藁をつかもうとして手を伸ばす」というニュアンスになり、実際に藁に手が届くかどうかについては何も言っていない。この諺の文字通りの意味は「溺れている人はとにかく必死で、藁のような頼りないものでも何でもいいから手を伸ばしてつかもうとする」ということなので、atがある方が適切ということになる。話を本文に戻すと、tore atのatも同じニュアンスを表している。「白い指が素早い動きでリボンと包装紙を引き剝がそうとした(引き剥がしにかかった)」。

And then (there was) an ecstatic scream of joyの略だが、ここはそんな文法的なことは考えないのが正しい小説の読み方かもしれない。ecstatic=very happy or excited。これの名詞形ecstasyが「エクスタシー」の語源。alasは「悲しみ・同情・後悔」を意味する間投詞だが、今では古風に響く。Life, alas, is all too short.「ああ何ということだ、人生とはあまりにも短い」。wail「泣き叫ぶ声」。necessitating以下は分詞構文、などという文法的説明も、Jimのプレゼントを見たDellaが歓喜の声を挙げたかと思いきや思い切り泣いているこの状況では野暮というものだろうか。employment「雇用」とは人を労働力として「使うこと」。Is the employment of force justified?「その武力の行使は正当なものだと言えるのか?」。the lord of the flat「アパートの所有者」はJimを指す。

      For there lay The Combs—the set of combs, side and back, that Della had worshipped long in a Broadway window. Beautiful combs, pure tortoise shell, with jewelled rims — just the shade to wear in the beautiful vanished hair. They were expensive combs, she knew, and her heart had simply craved and yearned over them without the least hope of possession. And now, they were hers, but the tresses that should have adorned the coveted adornments were gone.

Forは接続詞。前文㉕の「Dellaが歓喜の声を挙げてそれから泣き出した」ことの理由が述べられる。there(副詞)lay(V)The Combs(S)は倒置構文。The Combsと語頭が大文字で書かれているのは、その髪飾りがDellaにとって唯一無二の特別な髪飾りだから(☞ブログ#54The Watch)。side and backのsideとbackは共に形容詞で、直前のcombsを修飾。関係代名詞thatの先行詞はcombsではなくthe set of combsであることを定冠詞theが教えてくれている(☞ブログ#53the silent imputation of parsimony that ~)。worship「憧れる」。

Beautiful combsは前文㉖のThe Combsと同格の関係。(of) pure tortoise shellの省略で、省略されたofは「材料」を表す。This ring is (of) pure gold.=This ring is made of pure gold.「この指輪は純金製です」。pure tortoise shellのpureは「混じりけの無い」、tortoise shellは「リクガメの甲羅」の意味。日本語の「鼈甲(べっこう)」はリクガメではなくウミガメの甲羅らしいが、イメージとしては似たようなものだと思えばよい。withは「所有」で、with ~はBeautiful combsを修飾。rim「縁(ふち、へり)」。shadeはここでは「陰」ではなく「明暗の点から見た色彩・色調」を言う。ここもまたofが省略されていると考えられる。All the blocks must be (of) the same color.「ブロックは全部同じ色でなくてはならない」。Beautiful combs ~ (of) just the shadeと考え、of以下はBeautiful combsを修飾していると考えるべきところ。その美しい髪飾りは、今や失われた(vanished)Dellaの美しい髪を飾るにはちょうど良い明るさ加減の色彩だったと言っている。

craveもyearnも「切望する」(yearnには「哀愁」の念がつきまとう)。意味の似た語を重ねて強調している。without the least hopeのwithoutに含まれる「否定」の意味とleastが結び付いて「全く~ない」という否定の強調。ただし否定の強調にならない場合もあるのが厄介。There is not the least hope.は全く異なる2つの解釈が可能。

ⓐleastに強勢を置くと「最小限の(わずかな)希望も無い」→「希望は全く無い」

ⓑnotに強勢を置くと「最小限の(わずかな)希望があるわけではない」→「希望はかなりある」

tress「女性の結った一房の髪」。adornはここでは「飾る」よりも「美しさを引き立てる」のような訳がふさわしい。should (=would) have adornedは仮定法過去完了。if節は省略されているので自分で考えて補うことが大切。that should have adorned the coveted adornments if they (=the tresses) had not been gone。covetが前文㉘のcraveやyearnと同じ意味であることが分かれば、the coveted adornmentsが何を指しているのかの説明は不要のはず。さっきここのadornは「飾る」よりも「美しさを引き立てる」のように訳した方がいいと述べたのは、「ずっと欲しいと思っていた装飾品飾るはずだった」では、「装飾品飾る」ということになり、日本語として違和感があるから(ふつうは「装飾品飾る」はず!)。ここは㉗のBeautiful combs ~ just the shade to wear in the beautiful vanished hair「Dellaの失われた髪に付けるのにちょうど良い色調の美しい髪飾り」に対応した記述で、「元々それ自体として美しい髪飾りは、Dellaの髪に付けられるとより一層美しさが際立つ」ことを言っている。ポイントは、常識的な「髪飾りを美しく見せる(飾る)」という関係ではなく、逆の「髪飾りを美しく見せる(美しさを引き立てる)」という関係が成り立っているということ。なので、ここでのadornは「飾る」ではなく「美しく見せる」「美しさを引き立てる」などが適訳である。

      But she hugged them to her bosom, and at length she was able to look up with dim eyes and a smile and say: “My hair grows so fast, Jim!”

      And then Della leaped up like a little singed cat and cried, “Oh, oh!”

      Jim had not yet seen his beautiful present. She held it out to him eagerly upon her open palm. The dull precious metal seemed to flash with a reflection of her bright and ardent spirit.

      “Isn’t it a dandy, Jim? I hunted all over town to find it. You’ll have to look at the time a hundred times a day now. Give me your watch. I want to see how it looks on it.”

bosom「(女性の)胸」。The mother held her baby to her bosom.「母親は赤ん坊を胸に抱き締めた」。at length=eventually「ようやく、やっと」。dim eyes「かすんだ目」とはもちろんeyes dim with tears「涙でかすんだ(よく見えない)目」の意味。

ブログ#54㊼。

a little singed cat「火傷をした子猫」。

ここのeagerlyは難しいが、「熱心に」はしっくりこない。元の形容詞eagerにはshowing impatient expectancy「我慢できない(今か今かという)期待を示す」という意味があり、ここのeagerlyもその意味に捉えるとよい。ここでDellaが今か今かと期待しているのはもちろん「Jimが自分の素晴らしいプレゼントを見ること」である。それを踏まえると、eagerlyには「我慢できない様子で」「すぐに見て欲しくて」などの訳が考えられる。

precious metal「貴金属」。DellaがJimのために買った時計の鎖はプラチナ製(☞ブログ#54⑱)。bright=happy; cheerful。ardent=passionate「情熱的な」。spirit「心」。この時のDellaの心が快活でJimへの愛情に溢れていることを反映して、鈍く輝く時計の鎖がキラリと光ったように思われたのである。

dandy=excellent thing。

hunted all over town「町中を探し回った」という表現は、ブログ#54⑭のShe was ransacking the storesや⑰のshe had turned all of them (=the stores) inside outと対応する。

ここのhave toは「~しなければならない」という義務の意味ではなく、「~にちがいない」という強い推量の意味。This war has to end soon.「この戦争はもうすぐ終わるに違いない」。the timeは「(時計が示す)時刻」の意味。Do you have the time?「今何時ですか?」。Look at the time! We‘ve got to go.「もうこんな時間だ!行かなくちゃ」。

giveはふつうは「所有権の移動」を意味するが、もちろんここでは単に「手渡す(hand)」の意味。Give (=Hand) me the salt, please.「その塩を取ってください」(塩の所有権は移動しない!)。本文のGive me your watch.なら「あなたの懐中時計をちょっと貸して」が自然な日本語訳のはず。

itが2つあるが、それぞれが何を指しているかをしっかりと考えてほしいところ。最初のitは「Jimの懐中時計」、2番目のitは「DellaがJimにプレゼントした時計の鎖」を指す。ここのonはいわゆる「着用のon」。That skirt looks good on you.「そのスカートはあなたに似合っている」。

          Instead of obeying, Jim tumbled down on the couch and put his hands under the back of his head and smiled.

      “Dell,” said he, “let’s put our Christmas presents away and keep ’em a while. They’re too nice to use just at present. I sold the watch to get the money to buy your combs. And now suppose you put the chops on.”

tumble downは「突然落下する(fall suddenly)」という意味。ブログ#53⑧のflop down onとここのtumble down onは同じ意味ではないかと気付けた人は天晴れ。

put ~ away「~を片付ける、しまう」。’em=them。keep=reserve for use in the future「将来使う時のために取って置く」。

suppose you put the chops onは命令文で、「君が肉を焼くことを考えなさい」→「肉を焼いてくれないか?」と「依頼」を表している。Suppose we wait for them.「私たちが彼らを待つことを考えなさい」→「彼らを待ってみませんか」。

運命のいたずらか、Dellaは自分の髪と引き換えにJimの金時計のための鎖を買い、Jimは金時計と引き換えにDellaがずっと欲しがっていた髪飾りを買い、お互いにクリスマスプレゼントとして贈りました。次回はいよいよこの物語の最終段落です。

 

(To Be Continued)

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