英語

#61 不思議な発音記号➀[ə]

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2022/3/9

英和辞典を引くと、見出し語のすぐ右にその単語の発音が示されています。

 

中学生用の英和辞典や高校初級用英和辞典の多くは、「発音記号」と「仮名」を併記して単語の発音を示しています。一方、高校中級用以上の英和辞典になると仮名による発音表記は無いのが普通です。

[i][e][p][d]などのように、アルファベットと同じ発音記号ならふつうは読み方に困らないと思いますが、中には「なんだこれ?」と思ってしまうような、変な見た目の発音記号もありますよね。そうした発音記号をいくつか取り上げたいと思います。

※発音記号は[ ]で括って示すことにします。教材・辞書によっては/ /で示しているものもあります。

i…アルファベットの文字としてのi

[i]…発音記号としてのi

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今回は[ə]を取り上げます。アルファベットのeを180°ひっくり返したような記号です。

[ə]は、口をあまり開けずに、弱く曖昧に発音された「ア」のような音です(ズバリ「あいまい母音」と呼ばれることもあります)。アクセントの無いところに現れやすい母音なので、「弱く曖昧に」発音されることになります。実際の発音は、できたら音声教材などで確認してください。

 

一見不思議な発音記号[ə]ですが、なんとちゃんと名前があるのです!この記号は「シュワー(schwa)」と言います。

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次回は、これまた不思議な発音記号[æ]を取り上げます!

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