鯨構文(1)
鯨構文とは、ふつうは次のような2つの形をいう。
no more ~ than A「Aと同様~ない」
no less ~ than A「Aと同様~だ」
A whale is no more a fish than a horse is.「鯨は馬と同様魚ではない」
A whale is no less a mammal than a horse is.「鯨は馬と同様ほ乳類だ」
しかし、ここではちょっと違う観点から説明してしんぜよう。おっほん!
鯨構文とは、「AならばBだ。しかしAではない。だからBでもない」、または「AならばBだ。しかしBではない。だからAでもない」といったふうに考えられる構文であり、形としては優劣比較・同等比較・条件文が用いられる。
A whale is no more a fish than a horse is.
この例文はこんなふうに考えられる。「鯨は馬以上に魚ではない。しかし馬は魚ではない。だから鯨だって魚じゃない(鯨はほ乳類だから)」と。この鯨構文を条件文的に言い直せば、こんなふうになる、「鯨が魚ならば、馬だって魚だ。しかし馬は魚じゃない。だから鯨だって魚じゃない」と。
これは同等比較の文でも存在する。
He is as welcome as a cockroach in the elevator.
こんなふうに考えられる。「彼はエレベーター内のゴキブリと同じくらい歓迎される。しかしエレベーター内のゴキブリなんて歓迎されない。だから彼だって歓迎されない」といったふうに。これを条件文的に簡潔にすれば、「彼が歓迎されるならば、ゴキブリだって歓迎される。しかしゴキブリは歓迎されるはずもない。だから彼も歓迎されない」とでもなろうか。
以上、2つの形式を熟語的に書き直せば、以下のようになる。
A is no more B than C「AはCと同様Bではない」
A is as B as C「AはCと同様Bではない」
優劣比較のほうは、「AはC以上にBではない。しかしCはBではない。だからAだってBではない」となる。同等比較のほうはといえば、「AはCと同じくらいBだ。しかしCはBではない。だからAだってBではない」といった調子だ。そしてどちらもより簡単に条件文に直せば、「CがBならば、AもBだ。しかしCはBではない。だからAもBではない」となる。
おわかりのように、実はほとんど同意である。注意点としては、同等比較のほうはどこにも否定語がないのに結果として否定的な訳になるところだろうか。そして、これは私も断言ができないのだが、ほとんど同意であるということは、ひょっとしたら書き換えも可能であるのかもしれない(厳密には文によるのだが)。
He is no more welcome than a cockroach in the elevator.
He is as welcome as a cockroach in the elevator.
この2つの英文は意味がとても近いように感じられるのだが。
このブログに関連するオンライン家庭教師はこちら
英語のおすすめの指導コース
- 京大オープン・実践を8月、10月に控える京大志望の生徒
- 京大過去問をやりつくしたつもりの京大志望浪人生
- 本当の英文読解を習得したい大学生
- 早慶上理、MARCH、関関同立等の難関私大合格を目指す生徒を対象に、学年に応じた英語対策を行います。
- 難関校に合格したいけど、何をどう勉強するのが一番の近道なのか分からない人
- 志望校と自分の学力のギャップが大きくても優しく指導して合格へ導きます。
- 英検に合格したい。他の対策は自分でできるけど、ライティング(英作文)が超苦手。。。!という方
- 英検3~2級のライティング(英作文)で高得点を取るための考え方と書き方を知りたい方
- ライティング(英作文)の時間配分に加えて、考え方や書き方のポイントを教えてくれる先生をお探しの方
- 外大受験をする
- パートごとの攻略法を教えてほしい
- 自分の解答に対してしっかりとしたフィードバックがほしい
- 国際科・インター生で、エッセイが上手に書けない
- 発音は良いし、口語はOK、でもエッセイが文法は茶滅茶。
- 受験の英文エッセイを添削して欲しい