「回想動詞+動名詞」の用法について
目的語に動名詞をとる動詞には、mind, enjoy, avoidなどがあります。今日は、なかでもregretなどの「回想動詞」に注目します。
回想動詞とは、動詞自体に「過去を振り返る」という意味がある他動詞のことをいい、remember, forget, regretが目的語に動名詞をとる場合、そしてrecall, recollect, admit, deny, confessなどの他動詞をいいます。(なお、「回想動詞」とは便宜上、私が名付けたものです)
☆代表的回想動詞☆
remember~「~を思い出す・覚えている」
forget~「~を忘れる」
regret~「~を後悔する」
recall~「~を思い出す」(≒recall~)
admit~「~を認める」(≒confess~「~を白状する」)
deny~「~を認めない」
回想動詞には、ちょっとかわった用法があります。例えば、次の2つの文では、どちらが正しいでしょうか。
1) I regret telling a lie.
2) I regret having told a lie.
ふつう、述語動詞よりも過去を表す場合は、動名詞ではhaving Vppの形になります。2)の例文では、regretは現在形で「私は現在後悔している」という意味になっており、その内容としてhaving told a lieとなっており、完了形を用いているのでregretという述語動詞よりも過去を表しています。全体としては、「私は、過去にウソをついたことを現在後悔している」という意味になっています。
ところが、人間が後悔するとしたら、その内容は過去のことです。目的語は必然的に過去の出来事を表すしかないのです。どうせ過去の出来事を表すのだったら、Vingを使っても問題がないと思いませんか。そうです、全然問題がないのです。
つまり、regretは目的語にVingを使っても、having Vppを使っても、どっちであっても過去を表すのです。だから、regret Vingでもregret having Vppでも、どっちであっても「(過去に)Vしたことを後悔する」といった意味になるのです。先ほどの2つの例文は、どっちにしたって同じ意味になっているのです。
1) I regret telling a lie.
2) I regret having told a lie.
「(過去に)ウソをついたことを(現在)後悔している」
たいていの場合、rememberとforgetなどの基本的な動詞は、having Vppを使うのは避けられて単にVingを使うほうが多いようですが、その他の回想動詞については、having VppもVingも、よく使われているように思います。
以上、回想動詞の用法でした(^^♪
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