言語習得をサポートする考え方&習得を邪魔するエネミーは?
2023/1/8
こんにちは^^小学英語・中学英語を教えています、安芸です。
私の住んでいるマレーシアでは他民族のため、正月はなんと4つ!中華系、マレー系、インド系の正月は大々的に祝われますが、1月1日はただカレンダーが新しくなる日という認識で、特に祝われることもなく、さらっと過ぎていきます笑
【言語】は下手でも伝われば成功
他民族の国【マレーシア】では母語が人によって異なるため、共通語として英語とマレー語がつかわれます。
でもマレー語の学校、タミル語の学校、インターナショナルスクール、中国語の学校など行く学校も好きに決められるため、みんなが国語のマレー語や世界共通語の英語が得意というわけではありません。
それでも意思疎通をし、仕事をし、生きていかなければならないので、得意不得意関係なく、意思を通わせるために言語を話します。
マレーシアでは英語やマレー語がうまいか下手かはあまり気にされず、相手が何を言っているか分かればOKという雰囲気があります。英語が下手だから喋るのが恥ずかしいという雰囲気もなければ、こいつ英語下手だな、と見下す雰囲気もない。
言語の本来の目的って「相手の言いたいことが分かる」「相手に言いたいことが伝わる」ですからその雰囲気ってとても大事だと思います。
「100%ばっちり完璧に話せるようになるまで待ってから話す」よりも、「20%しか習得していないけれど、わかる単語やジェスチャー交えても相手に伝える」ほうが大事。
そして相手に伝わったのであれば、例えそれが子供が話すような簡単な単語を並べただけの、発音もネイティブには程遠くても大成功です。コミュニケーションが取れたのですから大成功★
ね、そう考えると気が楽になってきませんか?
日本の学校の英語の授業もそんな雰囲気が流れればいいですね。
完璧主義は言語習得の敵
外国人に日本語話せる?と聞くと、話せないのに「話せる~」と言って「Arigato」とか「Sayonara」とか「Sushi」とか知っている単語を披露してくれます。
でも日本人に英語を話せる?と聞くと、たいていが全然!と答えます。Thankyou やHello,
簡単な自己紹介を英語でいえる能力があるのにもかかわらずです。
でも同じ日本人に「泳げる?」とたずねたら、25mしか泳げなくても、「ちょっとは泳げる」と肯定的な返答をします。オリンピック選手並みに泳げるわけではないのに。
なぜか英語になると「アメリカ人並みにペラペラ話せる」ようになって初めて「話せる」と言わないといけないと思っているようです^^;
なぜ英語に対してだけ『期待と求める目標』がここまで高いのか^^;汗
そしてそのレベルになるまで、話すのを躊躇したり、自信がないからコミュニケーションをとるのを躊躇したりしがち・・・。
さらに厄介なのは「上手な発音をしたらクラスのみんなから白い目で見られる」といった邪魔な気持ちも入り、日本風なカタカナ発音を貫きとおす人まで・・・。
これらは言語習得を邪魔する大きなエネミーです!今すぐポイっと捨てちゃってください^^
言語習得を手助けする考え方
私も海外在住で言語習得経験がありますが、大切なのは
●「高いプライド」「期待」「完璧主義」「恥」を捨てること
●「伝われば成功」の精神でたくさん喋ること
●できるようになるまで披露するのを待たないこと
ちょっとだけ喋れるようになったら、恥ずかしがらず「喋れる」という気持ちでどんどん披露していきましょう!それで相手に伝わったら自分をたくさん褒めて、大成功と思ってください!
その小さい経験が長い英語習得の道のりを進み続ける【力】になりますよ。
★安芸先生と学ぶコース★
★イラストと易しい説明で文法を解説する
『海外在住講師の『イラスト&楽しい解説の易しい英文法』』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/3802
★和やかな雰囲気で進める
『中学数学基礎 大丈夫!易しい説明&反復練習でみるみるわかる』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/3287
★不登校でも勉強したいという気持ちを応援する
『学校の授業についていく、おうちが学校』
https://manalink.jp/teacher/12421/courses/3571
などなど…。
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