英語

【高校受験生向け】夏~秋★今すぐできる・すべき英語勉強法は?(後半)

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2023/9/20

中学英数を主に担当しています、安芸です。

前回の記事では、受験のための今日からできる「英文法」「単語」の勉強法や「この二週間のスケジュールの立て方」「おすすめの単語帳」をお伝えしましたね。本日はその後半。


  • 長文勉強法
  • リスニング法
  • 音読法
  • 文法テキストの選び方

をまとめていきます。


大切な前書きなどは前の記事にまとめていますので、ぜひとも『前の記事』とワンセットで見てくださると嬉しいです。



長文読解勉強法は?

3年の2学期から勉強を強化することが進められている『長文読解』。


長文が読めない子は「単語」が足りないからです。単語が分からなければまさしく意味不明な文字列の塊を読まされているのと一緒で、内容把握ができるわけがありません。


単語が分からなければ、いくら長文読解の答えを見つけるコツを教えてもらっても、意味のわからないゲームの攻略法を教えられているようなもので使い物になりません。


長文は「文」がたくさん集まったもの。文は「単語」が集まったもの。ということは単語の暗記を続けていけば、文がある程度読めるようになるのは理にかなっていますね。


ですので、長文読解のお勉強に入る前に一つでも多くの単語をため込んでいくのが要です。


あと長文読解を得意とするコツは?

●早く目の動きに合わせてスラスラ読めるか

●問題の答えを探すために何度も目をあちこちに動かさなくてもいいよう、効率的に問題を解けるか

●「文の内容を正しく説明しているものを以下の4つから一つ答えよ」の4択の問題をいかにひっからずに選べるか(リーズニング選択法)


あたりが点を分けるポイントになります。これは授業で機会を見つけてお伝えさせてください。


家で長文の勉強するには?

週に1~2題のペースで行います。毎週●曜日は長文の日と決めてしまってもいいかもしれません。

「高校受験 長文 英語 無料 問題」などで検索すると、無料の長文問題がたくさん出てきます。

参考:https://www.study-x.com/html/english_tyobun.html


上記のサイトにはなんと66問も問題がありました。会話文から物語、評論文までパターンも多種多様用意されています。これを印刷して解くようにします。


印刷するのは「スラッシュリーディング」をしたり、丸付け、印付けをしながら長文を解くためです。画面で見ているだけより格段に解きやすさが変わります。


必ずタイマーで時間を測って解くようにします。初めは20分にセット。慣れてきたら1題15分でとけるようになりたいところです。

採点をし、どのようなまちがいをしたのか確認しましょう。「分からなかった単語」「わからなかった言い回し」はその都度メモし、次回の長文問題に備えます。


リスニング練習法は?

リスニングができるかどうかは、自分がその単語を発音できるかどうかに大きくかかっています。

自分が知っている音が聞こえてくれば『単語』として認識できますが、私たちの『知らない音』はもはや『言語』ではないのです。


また英語はぶつぶつ英単語を一つずつ切って話しません。ある程度一塊で話します。

日本語も「わたし は きのう ともだち と あの 公園 へ 行って きた」なんてぶつぶつに切りません。むしろできる人にとっては聞きにくいですよね。


英語も「I went to the park / with my friend / yesterday.」と一文を塊で分け、気持ち間(ま)を入れて息継ぎしています。そして英語独得の流れ、揺らぎみたいなものもあります。


このかたまりと切れる場所に慣れていないと耳がついていけずサラーっと聞き流してしまいます。

では単語の正しい音と、文の切れる位置はどうして勉強できるか?

「音読」と「模範CDを聞く」ことです。


いますぐできる音読練習

リスニングは耳が慣れるまでに数か月かかります。


①まず正しい音を聞きまくる

今日やって明日できるようなものではないので、日ごろから暇あれば単語帳についているCDを流して一緒に発音すること、教科書についているQRコードから公式サイトに飛んで、教科書の音読を聞いてシャドウイングすることがおすすめです。


どの出版社の教科書でも各ページにQRコードがついていて、無料で音声が聞けるようなサービスを展開しています。


②一緒に合わせて音読する

シャドウイングとは?

シャドウ(影)、つまり夕方自分の後ろに少し遅れて付いてくる影のように、聞いたら0.2秒遅れて合わせて音読していく方法です。英語が話せるようになった方はほとんどやっている方法じゃないでしょうか。それほど効果が実証されてる方法です。

音読CDに合わせて自分も音読します。


息継ぎする(ブレス)のところで一緒に息継ぎし、一気にいうところは一緒に一気発音します。


音読は教科書を使えばOK。自分の好きなところで構いませんので、どこかきめたら一週間同じ場所を音読しましょう。(今学校の授業で行っているところが内容もわかっているのでおすすめです)一日3回音読してみましょう。音読は一回につき5分ほどで終わります。

音声データを流しつつ、併せて15分で3回やってみましょう。


③リスニングの問題に挑戦

問題集が欲しければ、英検5.4.3級用にご用意したものがたくさんあります。お伝えくださればすぐにPDFと音声データをお渡しします。


英語問題集はどれを手に入れればいい?

文法問題集は、教科書のような説明が多いものよりも、問題数が多いものを選ぶのがおすすめです。何冊も買わず、一冊だけにしましょう。そしてその一冊をとことんやりまくります。愛着が出るくらいまで笑


レベルは、中をみてチンプンカンプンのものよりも、7割ほど「多分取れるだろう」と思わせるくらいの基礎のもの。でも全く応用問題がないものもダメ。


基礎問題(5割)とその後ろに発展問題(3割)・応用問題(2割)くらいの割合で配置されているものがいいですね。


特にただ繰り返し穴埋めさせるよりも、言い換え・英訳・日本語訳・並べ替えなど多様性にとんだ問題がたくさんある方が良いです。

やる気がなくなりそうな字の詰まった、見るのも嫌になりそうなものもダメ。

簡単すぎず・難しすぎず・今の実力で6~7割解けそうと思わせるレベルのものを選びましょう。


私のコースの生徒さんへ

英語文法問題は私がいくつか持っているので、欲しい単元があれば、2週間ごとに教えて下さい。喜んで回答・解説と一緒にデータでお渡しします♡

ランダム文法プリントや、単語ランダムプリントも必要に応じてお渡しします。

リスニング問題もデータをお渡しできます。


ご本人がまだやる気になっていない段階で、問題ばかりをお渡ししてもプレッシャーになるだけで意味がありません。受験勉強は受け身では成功しません。やらされているという意識がある段階ではあまり伸びないんです・・。


なのでまずはスケジュールをご自身でたてるところから始めましょう。どの単元はいつ欲しいですか?スケジュールに合わせてお知らせくださいね!要求してくれるのを先生は心待ちにして待ってますよ~^^

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