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英語

見るのも嫌い!英語嫌いが高校入試長文を読めるようになるまでの軌跡

2024/3/24

中学英語・数学を教えています、安芸(あき)です。

いよいよ2024年の3月も終わり、私のもとから今年は5人の生徒さんが巣立っていかれました^^みなさん志望校をしっかり合格されてよかったです。


その中のおひとりの頑張りを少しご紹介したいと思います。

長文英語見るのも嫌!中3の秋から始まった戦い

出会いは中学3年生の秋。英語が苦手で「長文は1年生の短いものから始めた方が本人も受け止めやすいかもしれません」と保護者さまにアドバイスをいただいたほど、英語があまり好きではなさそうな生徒さんでした。


残り半年!短時間・短時間で実力を上げるには?

残り期間はあまりありません。内申点を上げるためにも学校の授業予習を行いつつ、受験勉強を並行して行いました。

●ターゲットを使った単語暗記・復習毎週250個復習

(1日50個・大体10ページ分)を毎日行い、記録シートに記して毎週写メで報告

県立高校の過去問を見ると、どの県も長文が7割以上を占めています。穴埋めや並び替え問題などは少なく、読めないと解けない問題ばかりです。読むためには『単語』が必須。言い換えれば『単語』が分からなければ、どうやっても受験を成功させることができません。


彼女には毎日単語暗記と復習を行った記録を欠かさず書いていただきました。

●フレーズ一文丸暗記

1-3年生の文法が入った一文を丸っと暗記し、日本語から英語、英語から日本語に言えるようにすることで文法を再復習しました。フレーズを覚えることは英作文にも役立ちますし、熟語や文法を例文一文で覚えて復習できるので効果的です。


●長文を予習&授業で解説&再度解きなおし

全国過去問の中から長文ばかりをまとめたテキストを使い、比較的短い短文から始め、徐々に長文に進んでいき、最終的には450語ほどの長文を普通に読めるように訓練しました。


宿題で予習してきてもらい、授業で読み方を指導&解説、もう一度同じ問題を習った方法で読んでみるという方法を実践しました。同じ問題を3回読むことになります。徐々に読むスピードが速くなることを実感してもらい、速読の方法を身に着けてもらう作戦です。最終的に何十問もの長文を読み経験を積みました。


●残り一か月は志望校過去問を繰り返し&傾向対策を練る

6回分の過去問を行い、問題の傾向、どこに時間をかけ、どんな問題がでやすく、どこで点を取れやすいかなどを一緒に作戦を練っていきました。前よりもだいぶ速読はできるようになりましたが、それでも長文が多い県で、時間配分が難しく、潔く捨てる問題と必ず点が取れるのでいち早く行う問題など解く順番なども一緒に考えました。


間違ったままにはしない習慣&ご家族のご協力が鍵

彼女の素晴らしかったところは

①宿題や授業中の問題で間違ったところは必ずやり直す

テストや宿題を提出こそするものの、やりっぱなしという生徒さんがほとんどです。やり直しをお願いしても実際に行ってくれる生徒さんは実は2割ほど。『解きなおしを習慣化する』ことはそれほど難しいんです!


彼女はいつも宿題を提出→私が添削→解説をみながら再度やり直しして再提出を徹底していらっしゃいました。再提出してくださったプリントには、私の解説を自分の字でメモしておられる様子も見受けられました。自分の間違ったところをできるまで解きなおすことで、着実に力をつけることができます。


②保護者様・生徒様・講師の強いタッグ

点数があがりやすい生徒さんによくみられる傾向ですが、保護者様が協力的ということです。講師のやり方に信頼を置いて任してくださりつつ、うちの中の状況や現状を事細かに教えてくださったり、宿題を管理してくださったりしました。


単語暗記を励まして下さったり、宿題の再提出を促して下さることもあったようです。学校の実力テストを写メで送って下さることもありました。


生徒さんがおひとりでタイムマネジメント・タスク管理をできることはまれです。どうしてもやりたくなくことは後回し、三日坊主、手を抜くということに流れがちです。そこで講師の大きな味方となるのが保護者様です。


おうちでの自学自習を励ましたり、時には𠮟咤激励してくださるのは保護者様しかできません。私たちはあくまで自宅学習のコツやタスクを一緒に考えてあげるだけ。やるかやらないかはご本人次第になってしまいます。ですので、保護者様の手厚いサポートは本当に助けになりましたし、心強かったです。温かいメッセージを送ってくださることもしばしばありました。うれしかったです。


桜咲く★志望校合格おめでとう

頑張りのおかげで、見事志望校に合格されました。ご本人も「英語を頑張ってよかった」とおっしゃっていました。英語は高校生になってからもずっと続く教科です。今頑張った経験が、高校でもきっと頑張れるという自信につながり、苦手意識の払しょくに一役買ってくれるはず。


彼女の『決められた習慣を守り通す』『間違ったままにせず解きなおす』という良い習慣は私も励まされましたし、ぜひともこれからの受験生にも倣ってほしい点です!


※写真や経験談をこのような形で公表することはご本人様、保護者様の承諾を得ております。快くご協力くださりありがとうございました。

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