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英語

【恐怖】中1一学期レッスン1で英語に躓くの必死!早めに打開策が急務

2024/4/22

中学英数を教えています、安芸(あき)です。このまえガクブルな恐怖X(旧Twitter)を見つけてしまいました!

中学生が一年生一学期で英語に躓く理由

①小学校の英語授業と中学校英語の意識のギャップデカすぎる


前任の小学英語専科の先生によると小学校英語ってとりあえずゲームしときゃ良い。困ったらビンゴしときゃいい。遊んどいたらそれでいい。(X投稿より)
引用元:https://twitter.com/OmatsuriSensei/status/1781311406547288117


小学校の先生それでいいなら良いな~!絶対子供たちに好かれるやつやん。嫌われる要素ないやん。『英語=遊びの教科』『英語の先生=遊ばしてくれる先生』なんだから。でもそれによって中学校の先生にすっごいしわ寄せがいくの知ってますか?

今中学校の現場では、

  • one,two,threeなど小学校で習うとされる単語が読めない、覚えていない
  • 頭を大文字、クエスチョンマーク、コンマ、ピリオドなど書くルールをしらない
  • be動詞と普通の動詞の区別もつかない
  • 複数形のsも知らない
  • goやplayなど簡単な動詞も覚えていない

など悲惨な状態で初授業を迎えています。


昔より中学英語が難しくなっているのに小学校英語現場が変わってない

『でも親の時代(私の時代)もそんな状態で中学校にあがったけれどなんとかなっていたよ』確かに私の時代も中学校で英語に初めて触れる子もいました。でもそれでもなんとかなったのは、中学校で英語に初めて触れる子用に中学英語の教科書や指導要領が作られていたから


今は違います。中学英語の内容・単語数が昔より格段に増え、内容も難しくなっています。それに対応できるよう、昔は中学校1.2学期で習うような単語は小学校に前倒しになっています。レベルの上がった中学校英語に対応できるようにうまく計画されていた【はず】だったんです。


が、中学校の指導内容が難しく、量も増えているのに対し、小学校の英語の授業内容が『私の時代』と変わっていない!学校によって違いはあるのでしょうが、相変わらずビンゴやゲーム、字は書かないし単語の小テストはない。


漢字ドリルで繰り返し繰り返し漢字を書かせ、死ぬ気で漢字を覚えさせられるのに、英語はいまだに【遊びの延長】。計算ドリルは毎日宿題ででるのに、英語は【ドリルで宿題】とかもあんまりない…。


②遊び感覚英語で慣れた中学一年が1学期でこれを学ぶ羽目に

保護者様も現実をぜひ知っておいていただきたいです。知って損は決してありませんよ。親の時代と全く変わっているということをぜひ知っていただきたいです。


アルファベットもままならない、英単語もまともに覚えていない、英語の単語の【発音の仕方(フォニックスルール)】も知らない、英語を【読む】こともきちんと教えられていない子が入学して、初授業レッスン①でいきなり学ばされるはこれです!!ひ〜((((;゚Д゚)))))))教科書別にご紹介しますね。


NEW HORIZON Unit1

たった1-3ページにこれだけいきなり混ぜ込まれています。

●be動詞

●like/love/drink/play/speak/watch/readを使った一般動詞

●命令形

●Are you~の疑問文

●Do you~の疑問文

●be動詞の否定文

●How about疑問詞使った疑問文

●助動詞canの肯定・否定・疑問文


SUNSHINE Program1.2

●be動詞

●be動詞の否定文

●like/want/go/play/haveを使った一般動詞

●want to goの不定詞

●Where/When 疑問詞使った疑問文

●命令形

●Do you~の疑問文

●複数形のs


Here we go Unit1

●be動詞

●be動詞の否定文

●call/want/go/like/look/play/swimを使った一般動詞

●want to goの不定詞

●How about 疑問詞使った疑問文

●命令形

●助動詞canの肯定・否定・疑問文

●複数形のs


英語の先生であればどれだけこの教科書設計が大変かわかると思います((((-""-))))ブルブル


保護者・先生が学生だった時代は数回のUnitに分けてひとつずつ丁寧に教えられていた文法が一課にまとめられています。一課にかけられる時間はそれほど長くないため、短期間でこれらすべての文法の違いを理解することが求められます。


③音読できて当たり前!な常識で進む授業。いきなり【読め】はないでしょう

小学校英語では「話す」ことに重きが置かれているため、繰り返し発音したり、先生のいうことをリピートしたりするプログラムが多いようです。


ですが中学校で重きが置かれるのは「読み」「書き」です。定期テストも大学受験も筆記テストだからです。授業では英語の文章をみて『書きなさい』『音読しなさい』『意味を訳しなさい』というスタイルで進みます。ですが小学校で「英語の文字」と「発音の方法」をつなげて練習していないため、『いきなり読めと言われてもよめないよ!』となります。


例で考えるとわかりやすいですね。私たちが韓国語を練習する際『まずは聞いて、音の通り発音しよう!「ありがとう」はこういうんだよ。言ってみよう!』といった耳と口を使った練習法を続けた後『はい、これがハングルの文章。読めるでしょう。読んでごらん』と文章を渡されても『無理だろう!』ってなりますよね。その現象が中1の一学期の現場で各地で起こっています。


④アルファベットかけない・単語覚えていないは地獄の初授業となる

さらに恐怖の事実が、中学校の英語の教科書はUnit1でアルファベット・大文字小文字、書き方のルール、簡単な英単語を覚えるようには【設計されていません!】それはできて当たり前、小学校でやってきましたよね?という考えのもと作られています。フォニックスもありません。


また、この中学校の教科書のページ下にサラッ~と登場しているこの枠を見てください。小学校で習う【予定】とされる単語は、中学校の【新出単語】には列挙されません。『覚えているよね?』のスタンスです。小学校で習うとされる、数字・月の名前・国の名前・食べ物や簡単な動詞・簡単な形容詞は当たり前にバンバン教科書に出てきます。


ですので、小学校のころからコツコツちょっとずつでも英単語を書く読める努力をしてきた子は中学校英単語だけに集中できるのですが、小学校でまともな英語の勉強をやってこなかった場合、小学英単語+中学英単語を合わせた量を覚える必要があり、ますます英語嫌いが増えていきます。


⑤待ったなしで進む授業!GW明けの定期テストで衝撃的な結果に

とにかく今の中学校の英語は進むスピードが速いです。本来なら分けてひとつずつ丁寧に教えたい文法が一つのページに詰め込まれているので、先生たちも教えることが多すぎて、テンポよくさばいていかなければなりません。


ついてこれる子なら良いのですが、初めで躓いてしまった子(be動詞と一般動詞の違いなどがあいまいなままな子)はUnit2にすすみWhereやWhenなど疑問詞を使う疑問詞を習い始めると、いよいよ訳が分からなくなります。be動詞と一般動詞で疑問文の作り方が違うからです。


Unit3で代名詞を覚え、him/his/herなどの違いがわけわからないまま進むと三単現でますます落ちこぼれます。そして5月末・6月初めの中間テスト。衝撃の点数を取って慌てだす人が続出します。英語はスパイラル式の教科なので、一度躓くと、それをしっかり立て直さない限り、2年3年で立て直せるという奇跡はあり得ません。ずるずると躓きっぱなしで、単語も文法もわからないのに長く複雑になっていく長文に手がつけられず、取り返しがつかなくなっていきます。


⑥ご家庭の英語の意識の違いで大きく開く成績の差

英語は習い事で早いうちにやっていたかそうでないかで差が顕著に表れる教科です。幼稚園・小学校で社会や理科を学ぶ子はあまりいませんよね。そのため中学社会や理科の成績に大きな差は生まれにくいです。これらは授業を受けているだけでも十分点数が取れる教科です。


一方英語は幼少期からやるのが良い、英会話は早めに始めるのがいいといった意識が高いご家庭で育ったお子さんと、中学校から入塾して本格的に始めるお子さんとでは、スタートラインが違うので、どうしても差が大きく開きます。最近はネットを通して海外の人と話せる英会話教室だったり、豊富な英語教材があるので、小学校低学年、中学年から英語を始める子も増えてきています。


英語を得意教科にしたい、学校内でも順位を上げたい、難関高校に行きたいという場合は、早く始めるに越したことがありません。


英語を苦手教科にする【前に】習い始めて!

いづれ英語を習わせたいと思っている、その予定をお持ちならば、お子さんが英語でがっかりする点数を取る【前に】、英語で躓く【前】に、面白くないし苦手だと印象付けられる【前に】始めてください!


できるだけ早く始めれば、土台の修復作業も少なくてすみます。わからないところを溜めてしまってからでは復習分野が多く、それに時間をかけている間に学校の授業は待ったなしで進んでいきます。中学入学から高校受験までのカウントダウンが始まっていると考えましょう。残り時間が多いうちに対策を練るのが最適です!


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