【覚える=思い出す】単語暗記の鍵は連想ゲーム?【忘れる】こと前提で暗記する方法
2024/8/5
英語は単語が制す
単語があれば言語の勉強は8割成功していると思う。
私は英語のほかに、中国語とマレー語を学び、今もそれを使った生活をしているが、単語量が多ければ、聞き取れるものは増え、話せることは増え、読めるものも増え、面白いように右肩上がりになる。
極端な話、文法が完璧でなくても言語の材料である【単語】を並べさえすれば相手はある程度何を言いたいかが理解できるし、長文読解でも単語を拾うだけで何の話題かくらいはわかってしまう。英語の成績を上げたいなら、一に単語、二に単語。四の五のいわずに単語から始めてほしい。でもどうやって?
覚えるとは【思い出しやすく】すること
まず【効率的な覚え方】を知るまえに、脳は【忘れる】ことが当たり前だと理解しておこう。脳は忘れるようにできている。いらない情報は即ゴミ箱行き。なんでもかんでも覚えてしまうと情報過多で大切な情報が埋もれてしまう。
つまり絶対に忘れること前提で、いかに脳が【思い出せるか】が重要になる。
脳は【忘れ】ても【思い出す】ことをくり返すことで、その情報を忘れてはいけないものと認識する。長期記憶に入れられたものはちょっとやそっとでは忘れなくなる。つまり【思い出す】仮定がめっちゃ大事。ほら、単語暗記のポイントが見えてきたね。
『単語を【思い出しやすく】するのがポイント。忘れても【思い出し】さえすれば脳に『これは大切な情報だ』と思わせて、次回は忘れにくくなる。
思い出しやすくする=【印象に残らせる】
ではどうすれば今まで知らなかった単語を、忘れることを前提で【思い出しやすく】することができるのか?
何度もブツブツ唱える、赤シートで繰り返し見る、何度も書く…。暗記にはいろんな方法があるが、それでは印象に残りにくい。どんな方法でもいいから【どでかいインパクトに残す】のが大事!
眺めるな!連想ゲームをしてインパクトを残せ
覚えたい単語を見たら、ジーっと眺めても意味がない。目で見る、口で唱える、一見忙しくしているように見えて、脳は案外動いていない。これでは覚えられない。
何でもいいから自分が知っているものと結び付けてみたり、そこから想像できるイラストを考えてみたり、語呂合わせを考えてみたり、どんなしょうもないことでもいいので【考えてみて】!考えるプロセスすらも印象に残るからだ。
例えばschoolを覚えたいとする。これを見て何を思った?どんなしょうもないことでもいいから何か連想するものや脳内に浮かんだものを言葉にしてみて。
●寿司ホールって読めるな
●学校にマンホールある絵を想像しよ。
●chなのにシって読むんだ
●ooが二個。学校にボールが二個。
などなど
こんなしょうもないことで良い。さらにたくさん連想するものを見つければ見つけるほど、次回思い出しやすい。この中の一つでも印象に残っていればそれを糸口にその単語を引っ張ってこれるからだ。
私はこの方法で中学生時代に覚えた単語で忘れないものがいくつかあるので紹介する。
『draw:泥試合でdraw(引き分け)』
『dare:あえでだれがするか!(あえて)』
『spread:霧吹きスプレーが広がるイメージ(広がる)』
語呂合わせやイラストで覚えた単語は20年たった今も忘れていない。過去使った単語帳にはspreadの横に霧吹きの絵が描かれていたし、dareの横にこの語呂合わせがメモされていた。
人に言うと笑われそうな変な語呂合わせやイメージ、イラストかもしれないが、アホみたいな方法でも、覚えさえすれば成功。目的達成。とにかく何でもいいから何か脳内に引っかかりさえすればいい。思い出す糸口になりさえすればいいのだ。
【やってみよう】連想ゲーム➡単語帳にメモをしよう
①紙の単語帳を用意しよう。たくさん自分好みに書き込めるからだ。アプリよりも印象に残りやすい。
②覚えたい単語から何か連想しよう。その単語が使われた外来語はあるかな?映画のタイトルや歌詞は?意味を連想できる語呂合わせ作れる?なんかふわ~っと思いついたイラストはある?できるだけたくさんいろいろ考えて、脳を使おう。
例:最近中1の子にこれで即覚えた単語例
climb(登る)ロッククライミングやクライマーという単語がカタカナになっているね
find(探す):ファインディングニモやファインディングドリーって映画があるね
same(同じ):双子のサメの絵でも描いておこう
wipe(拭う・拭く):ワイパーのワイプ
main(主な):メインディッシュのメイン
③単語帳にイメージや語呂合わせのヒントとなるものをメモ
単語帳には【答え】は書かず、あくまで【思い出すヒント】だけを書いておこう。脳は【思い出す】仮定で記憶を強化するため、【思い出す】作業を邪魔しないように、そのまま答えを書いてはいけない。
イラストなどを描く作業も【記憶】と【インパクト】を残すので暗記の助けになるので積極的に書こう。そのためにも紙の単語帳をおすすめする。
今日の単語暗記から騙されたと思ってやってみて!単語を見て➡連想ゲームして➡思い出す糸口となるヒントを字かイラストで単語の横に書いておく。次の日予想以上に覚えていることに驚くはず!
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