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算数

【小中学生向け】宿題をしたくない?やりたくないことをやれるようになる方法

2022/5/11

こんにちは。小学・中学の算数や数学・英語などを担当しています、安芸です^^


小学生・中学生の中には「言われたことをやるのを忘れてしまう」「宿題を忘れてしまう」「後回しにしてしまう」という生徒さんもおられるかもしれません。


宿題だけでなく、お母さんから頼まれた後片づけを後回しにしたり、忘れて先にyoutubeやアニメを見てしまったり…。あなたもそのような傾向がありますか?


今回は、そのような傾向の生徒さんに、私が実際小学~中学生のころに行っていたスケジュール・時間管理法をご紹介します!


でもその前に、やるべきことを後回しにしたり、忘れてしまう生徒さんの原因は何でしょうか?まずはその原因を探ってみましょう。


やらないといけないことを忘れる理由は?

●時間がない

最近の小中学生は習い事が多く忙しい日々を過ごしています。そのためやるべきことをする時間が取りにくいのかもしれません。


●面倒臭い

やりたくないことをすぐに行うのは気が乗らず、後回しにしているうちに、もっと面倒になってできるならさぼってしまいたいと思ってしまうのかもしれません。


●本当にすっかり忘れてしまう

やる気はあるのに、今日すべきことを頭の中で整理できず、何から手を付けていいかわからない。挙句の果てにやるべきことが頭からすっぽり抜けてしまっていませんか?



「忙しいから無理!」「面倒臭い」と思ったらこう考えよう!


①面倒くさい・やりたくない 

誰でもやりたくないことは後回しにしがちです。大人でもできるなら見逃してくれないかな…。と思ってしまうことがあります。でも「やりたくない」ことは「やらなくていいこと」ではありません。遅かれ早かれ絶対やらないといけないことです。


ならば「自分が気持ちよく作業できるうちに」「怒られないうちに」すっきりやりきってから、映画やyoutubeを見ませんか?


「やりたくない気持ち」を自分でコントロールして「約束どおり行う」ことを、「自制(セルフコントロール)」と言いますが、これができるようになれば「大人」の仲間入りです♪


あなたもかっこよく一歩「大人」になりましょう!


「面倒くさい」気持ちがよぎったら…。

「今それをやり切ればあとでもっと気持ちよくゲームできる!」

●「どうせいつかしないといけないなら、今やろう!早く始めたら早く終わる」

●「面倒くさい気持ちは時間とともにもっと大きくなる。今やる方が絶対まし!」


そしてやり始めた自分を声を出して「私、えらい!」「私、やればできるじゃん!」など気分を乗せてあげます♪(自分で自分の機嫌を取ってあげるのはとても有効です。)


②忙しくてできない


「忙しいから無理」と思ったときは、本当に宿題もできないくらい忙しいのか考えてみましょう。

「宿題できないくらい忙しいといいながら、youtubeに数十分もの時間を費やしてない?」

●「学校の休み時間・行きかえりの電車の中・作業と作業の間の隙間時間は数えてみた?」


忙しい人と忙しくない人に同じ量のタスク(こまごまとした仕事)を与えた場合、どっちの人の方が多く果たせれるか知っていますか?


実は忙しい人の方が効率よく多くの仕事をこなせれるようです。


忙しい生活を送っている生徒さん、あなたは将来忙しい毎日でも要領よく・効率よく物事をこなせれる大人になれる可能性を秘めているんです!


本当に忙しい日は、隙間時間を利用しましょう!例えば一回の宿題に30分かかるとします。一番いいのは30分集中して宿題が行える環境を整えることですが、


でもどうしても30分すらも時間が取れない場合…。10分×3に分けましょう。学校から帰ってきて寝るまでの間、10分の空き時間はありますか?それを3回とれますか?


下校まえに友人を待っている10分でもいいですし、バスを待っている10分でもいいです。またお風呂に入っている10分も有効。地図の地名や年表、英語の単語を覚えたりするのにちょうどいい時間です。


小分けにして少しずつ今日やるべきことをこなしましょう!


小さいころからto doリスト習慣をつけよう!

私は小学3年生から、母親に毎日to doリスト(やることリスト)をつけるように教えられ、その習慣は今でも続いています。


学校から帰ってきておやつを食べる時間が「to doリスト」を作成する時間です。


①まず思いつくままに今日すべきことを小さいこともすべて書き込みます。


私のある日の例:

●宿題算数プリント

●国語音読・親に聞いてもらう

●ピアノの練習

●猫のトイレ掃除(小学生時の私の当番だったので)

●公文式のプリント5枚(公文式を習っていたので)

●○○ちゃんとの交換日記書く


②その後、優先順位の高い順に数字を振っていきます。

時間帯などを考えて早めの時間にした方が良いものは順位をあげたりもします。

優先順位をつける際に考慮した点は( )のなかに書いてみますね。

3番目.算数プリント(明日までなので早めに終わらせる)

4番目.国語音読・親に聞いてもらう(お母さんが夕ご飯作り終えてからの方が良さそう)

2.ピアノの練習(夜になる前に練習を終った方が良いと判断)

1.猫のトイレ掃除(猫のためにも早くした方が良いと判断)

4.公文式のプリント5枚(次の授業までまだ数日あるから時間があれば)

6.○○ちゃんとの交換日記書く(宿題>交換ノート)


③その後、何時くらいまでに終わりそうか、大体の目安の時間を書きます。

いつも15分くらいで終わっているものは(15分)、30分練習するものは(30分)と書きます。


3番目.算数プリント(20分)

4番目.国語音読・親に聞いてもらう(10分)

2.ピアノの練習(30分)

1.猫のトイレ掃除(5分)

4.公文式のプリント5枚(30分)

6.○○ちゃんとの交換日記書く(15分)

(1時間20分)


自分なりに全部を何時までに終わらせるかを書き込みます。これはあくまで目安ですが、自分で書き込むことで、それまでに終わらせてやろう!という、自分との闘いが始まり、無性に燃えました(笑)


④やったものから消す→最後丸めてゴミ箱に


その後は番号順に一つ一つやることをこなしていきます。できたら、好きな色の色ペンで、その行を消します。


一つ、また一つ消えていく様が気持ちいいんですよね。


最後全部消せたら、紙を丸めてゴミ箱にポイ。今日やるべきことをやり切ったことが目に見えてわかるので爽快感が半端ないです!


その後は心置きなく、自分の好きなことを行いましょう!宿題をやった後なので、罪悪感を感じることなくテレビを見たり、ゲームができますね^^


これは大人になった後も役立った方法なので、一度試してみましょう~♪年齢に応じてやり方を調整するなど、工夫するといいと思います。







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