次の模試にむけて
2022/9/3
こんにちは、講師のニシオカです。
受験生にとって、模試を受験する機会が多くなる時期ですね。
直近の模試はどうでしたか?
多くの受験生から、
「時間が足りなくて、最後の方は考える余裕がなかった」
「制限時間に追われる感が強すぎて、焦ってしまった」
「本文で理解できない部分がたくさんあった」
という声を聞きます。
もしあなたもそんな一人なら。
次の模試に向けて、自分を磨いていきましょう。
受験本番以外でする失敗は、くよくよ気にしないでいいです。
「本番にするかも知れなかったミスを、早めにしといた!」と思ってごらん。
亦た幸運ならずや。(=なんと幸運なことだろう!!)
ほら、手持ちの解答解説を開こう。
自己採点するだけに使うなんてもったいない。
1.「どうすればこのミスを防げたのか」考えよう。
「直前のこの文法を見逃していた」
「このあとの展開は、この心情が中心だった」
「主語が変わったことに気づいてなかった」などなど。
正解の選択肢にどうやって辿り着くかは、人それぞれのやり方があります。
自分のやり方は自分で見つけるのが一番です。
2.本文の内容をさらに深めよう。
現代文も古文も漢文も、必ず
「以下の文章を読んで、あとの問いに答えよ。」
と設定されます。
単語や語彙力でなんとかなる設問は少ないよ。
腹をくくって、本文の内容(展開や構造、主張など)を理解しよう。
解答解説で本文概要を確認したら、もう一度本文を読んでごらん。
「どんな目的でこの文章が書かれたのか」
「筆者の視点はどこにあるのか(同情?批判?客観視?)」
を意識しましょう。
なじみのない分野の話なら、2回でも3回でも繰り返し読むこと。
少しずつ理解を増やしていくことで、本文へのアレルギーが小さくなるよ。
模試はその時の学力をはかるためだけでなく、
次の模試、ひいては受験本番に向けて、新たに学ぶ好機なんです。
ひとつでも出来ることを増やしてみよう。
模試の結果が返ってくる1ヶ月後には、結果の数値よりも学力がついているはずです。
さぁ、次の模試へ。その先の受験本番へ。
ちょっとでも前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです。
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