あなたのストーリーは何ですか?
2023/7/5
記憶力は良い方ですか?
私の周りにも、フォトグラフィックメモリー、物事を写真を撮るように一瞬で記憶する能力、を持った人がいますが、「記憶の引き出し」のどこにその「写真」を入れたかな、とその記憶を「探さなければ」そこにたどりつけないそうです。
興味深いですね。
学習に、記憶力が要求されるのはつきものですが英語学習も、記憶に頼る部分も必要となってきます。
新しい単語。
皆さんはどのように覚えていらっしゃいますか?
ほとんどの英語学習者の方々にとっての大きな課題ですね。
学習だけでなく、実は、
私たちは、大概の場合、ストーリー、つまり物語りの中で「何か」を記憶しませんか?
先のフォトグラフィックメモリーは別にして、
自分独自の物語、その中で物事を記憶しているのです。
ゴロ合わせなどもその例ですよね。
私がおすすめ、そして実際に一部の生徒さんとやっていることは、
単語にまつわる個人のストーリーを作り、
そのストーリーの中で単語、センテンス、パッセージを記憶する、というやり方です。
英単語ー和訳単語
をフラッシュカード的に覚えるやり方はお勧めしていませんし、
単語帳に載っている短いセンテンスですら、
その例文をイメージしながら独自の「自分にまつわるストーリー」を思い出したり、構成しながら進んでもらっています。
例えば
be daunted by the idea
これはご存じの方もいらっしゃるでしょうが、「何かその考えを浮かべたり、そのことを考えると弱気になったり、気が引けたりする」という言葉です。
宿題や実際のクラスでは、
そのような実体験を思い出していただきながら、ストーリーの中で使い方を記憶に落とし込むので、即記憶の引き出しに入ってくれるのです。
時間がかかると思われるかもしれませんが、「定着する」そして自分のものになる学習法だと思います。
あなた自身の、単語にまつわるショートストーリーを是非作ってみてください。
そんな訳もあり、私のショートストーリーをお届けするつもりで、英単語と共にTwitterを発信しています。
ご興味のある方は是非どうぞご覧くださいね。
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