#05 「ごんぎつね」とFPSゲーム
こんにちは。
講師の「のりお」です。
( ・ิω・ิ)ノ
日々の指導の中の気づきなどを書いていきます。
今日は国語の話題です。
「ごんぎつね」という小学校の国語の項目があります。
1980年に教科書に採用されているので、多くの方に、長く読まれている教材の1つです。
「命(生と死)」、「償い」、という重いのテーマが見え隠れしており、そういった非言語的な感覚を、小学生の段階で言語化し、発露・啓発するための教材であると思います。
……とまぁ、真面目な話は文科省のサイトや教材研究のサイトをご覧いただくとして。
さて、先日、不登校の小学生の生徒さんと、この「ごんぎつね」の指導をしている際に、最後のシーンになりました。
ごんは兵十(ひょうじゅう)に火縄銃で撃たれます。
ばたりと倒れたごんのその向こうに、栗が固めて置いてあるのを見ます。
「お前だったのか。いつもくりをくれたのは」
との問いに、ごんは無言でうなづく。
そんなシーンです。
その生徒さんも、ごんのいたずらが、兵十のおっかあが死んでしまった遠因であることは理解しています。
(´・ω・`)💦
「……ひょうじゅうは、ごんに気づかれずに撃った……んだよね……?」
「ほんとうに……ごんは……気が付かなかったのかなぁ?」
と、その子なりの視点で、疑問を投げかけてくれました。
( ・ิω・ิ)💦
「……だとしたらすごいよな。兵十の腕前は相当なもんだ。野生の動物を1発で仕留めるんだから」
その生徒さんはゲーム全般が好きで、いわゆるFPS(エイペックスやヴァロラント)というジャンルのゲームもそれなりに知っているらしく、指導後はよくゲームの話で盛り上がります。
ただ、ゲームのそれとは異なり、火縄銃はどれだけ早く装填をしても、発砲まで1分~2分くらい時間がかかります。
FPSゲームは、「撃つ側」にもなり、同時に「撃たれる側」にもなります。
そういった視点が、「撃たれる側のごん」という疑問点につながったのかもしれません。
兵十がごんに気づかれずに撃ったのか……。
それともごんは、実は気づいていたのか……。
このへん、けっこう諸説あるところですが、その子なりに考えてもらうヒントになればと思います。
(´・ω・`)💦
「ごんは…死んじゃったのかなぁ……?」
( ・ิω・ิ)
「わからないな。どこを撃ったのか書いてないし。ただ……」
おそらく、兵十火縄銃をばたりと落としたあたりから想像するに、ごんは致命傷を負っているでしょう。
最後の力を振り絞って、ごんはうなづき、そこには「償い」と「救済」があったのかもしれません。
そうやっていろいろな問いに対して、考える余地を残しておく。
そこも含めて、改めて「ごんぎつね」はものすごい教材だな、と思いました。
特に不登校のお子さんなので、「班のみんなで意見交換する」という機会がありません。
なので、せめて私がその変わりになって、一緒の目線で考える。
もちろん単元プリント的なヤツは解きますけど(漢字の読み書きとか指示語とか文法とか)、兵十とごんの内面についてじっくり考えることができた、そんな貴重な瞬間でした。
……個人的には、ごんは生きている説、めっちゃ推してます(/・ω・)/

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ではまた次回!
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( ・ิω・ิ)人
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