総合型・学校推薦型対策

生物多様性

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2024/2/25

 説得力のある小論文を書くには、出題される分野の関連知識を積み重ねることが必要です。

本日は各学部で頻出のテーマ「環境問題」に関連して、2023年4月24日の日経新聞社説「生物多様性保全も経営課題に」を取り上げます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD185BW0Y3A410C2000000/    

記事の要点は以下の通りです:

- 「ネーチャーポジティブ」は生物多様性の悪化をくい止めて回復させる考え方であり、国内での認知度は低いが世界的な潮流になりつつある。

- 「ネーチャーポジティブ経済連盟」がG7の枠組みとして発足し、政府と経済団体が協力して生物多様性の保全に取り組む。

- 経済活動には自然の恵みが欠かせず、多くの産業が動植物や水資源を利用している。

- 人間活動の影響で多くの生物が絶滅しており、生態系が崩れると回復が難しい。

- 企業は自社の活動が生態系にどれだけ依存しているか把握し、生物多様性に関するリスク情報を開示すべきである。

- 多くの金融機関や投資家が生物多様性の取り組みに注目しており、企業は経営リスクの低減につながると認識すべき。

- 日本でも積水ハウスなどの先進事例があり、企業が保有する森林や緑地の保全や生物多様性の回復を目指す取り組みが必要であり、政府はその促進を政策的に支援すべきである。


環境関連の小論文の課題では、3R(Reduce, Reuse, Recycle)に関して記述することが定番ですが、企業による積極的な環境保全の取り組みについても知識をストックし、小論文に深みを持たせましょう。

3R(https://www.env.go.jp/recycle/3r/campaign/campain.html)

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