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中学数学

中3の2学期。「全部復習しなきゃ」と焦らなくて大丈夫

2026/8/9

中3の2学期。「全部復習しなきゃ」と焦らなくて大丈夫


中学3年生の2学期。

受験が少しずつ現実味を帯びてきて、

「中1から全部復習しないと間に合わない」

「周りはもう受験勉強を進めている」

「数学が苦手なのに、どこから手をつければいいかわからない」

と、焦っているお子さんもいるのではないでしょうか。

保護者の方も、

「もう2学期なのに、このままで大丈夫?」

と心配になる時期だと思います。

でも、数学が苦手な子ほど、私は「中1から全部やり直そう」とは考えません。

受験数学は範囲が広い。だからこそ「全部」は危険

中3になると、復習する内容はたくさんあります。

正負の数、文字式、方程式、比例・反比例、図形、確率、データ、連立方程式、一次関数……。

これを問題集の最初から全部やろうとすると、それだけで大仕事です。

しかも、すでにできる問題にも同じように時間を使うことになります。

2学期は学校の授業も進みます。

定期テストもあります。

受験勉強も並行して進めなければなりません。

だからこそ大切なのは、

「全部やる」ではなく「自分が点を落としている場所を見つけること」

です。

まず過去のテストを見てみよう


1学期の定期テストや実力テスト、最近受けた模試などが残っていたら、一度広げてみてください。

点数を見るためではありません。

間違えた問題を見るためです。

そして、間違いを少し分類してみます。

「計算で間違えた」

「公式を忘れていた」

「文章題の式が作れなかった」

「問題の意味がわからなかった」

「時間が足りなかった」

同じ不正解でも、原因はまったく違います。

原因が違えば、当然、勉強方法も変わります。

方程式ができない。本当に方程式が原因?


たとえば、方程式の問題を何度も間違えているとします。

「じゃあ方程式を50問やろう」

となりがちです。

でも途中式を見てみると、

分数の計算で間違えている

ということがあります。

この場合、方程式を50問解くより、分数の計算を10問確認したほうが効果的かもしれません。

一次関数が苦手だと思っていたら、比例の考え方が曖昧だった。

図形が苦手だと思っていたら、公式ではなく割合につまずいていた。

数学では、こういうことがよくあります。

中3でも、小学校まで戻っていい


受験生になると、

「今さら小学校の算数なんて……」

と思うかもしれません。

でも私は、必要なら戻ってよいと思っています。

分数が怪しければ分数へ。

割合が怪しければ割合へ。

速さが怪しければ速さへ。

戻ることは後退ではありません。

土台を直しているのです。

土台が安定すると、それまで難しく感じていた中学校の数学が、急にわかりやすくなることもあります。

2学期は「できる単元」を増やそう


数学が苦手な受験生にとって、

「数学を全部できるようにする」

という目標は、少し大きすぎるかもしれません。

それよりも、

「この単元なら大丈夫」

を一つずつ増やしていきましょう。

正負の数はできる。

一次方程式もできるようになった。

連立方程式も基本問題ならできる。

そんなふうに、自分の中に「できる場所」を増やしていきます。

できる問題が増えれば、それはそのまま得点につながっていきます。

受験勉強は「できない問題探し」だけではありません


受験生になると、どうしても、

「できなかった」

「間違えた」

「まだこれも覚えていない」

と、できないところばかりが目に入りやすくなります。

でも私は、

「何ができるようになった?」

も大切にしてほしいと思っています。

昨日できなかった問題が、今日はできた。

今まで避けていた単元が、一つわかった。

それも立派な受験勉強です。

2学期は、焦って広げるより「絞る」


2学期になると、

「もう時間がない」

という気持ちが出てきやすくなります。

でも、焦って問題集を最初から最後まで走り抜けるより、

「自分はどこまでできていて、どこからわからないんだろう?」

を一度確認してみてください。

全部を一度に変える必要はありません。

わからない場所を見つけて、一つずつ「わかる」に変えていく。

その積み重ねが、秋から冬の受験勉強につながっていきます。

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